レーザー脱毛には、毛嚢炎が付きものです。特に、男性のヒゲ脱毛には、ひどい炎症が起こります。
毛嚢炎とは、脱毛後に現れるニキビのような肌荒れのことです。
下の画像は、初めてトリア脱毛器にてヒゲ脱毛をした後の画像です。口の周りに、毛嚢炎が起きていることがわかります。ひどい炎症は浸出液も出てきます。

トリア髭脱毛での毛嚢炎
この記事では、なぜヒゲ脱毛で毛嚢炎が起きるのか、その原因と対策を紹介します。
初めに言っておくと、ヒゲ脱毛を何回かしていくと毛嚢炎が起きなくなります。ひどいのは初めの数回だけなので、ここは我慢してヒゲ脱毛を続けてください。
毛嚢炎ができたからといって、脱毛に失敗したわけではありません。
脱毛効果が現れている証拠でもあるので、トリアで髭脱毛をして肌が荒れた方は参考にしてみてください。
キヨキヨ
今すぐ、ひどい毛嚢炎を治療したいのであればベトネベート軟膏がおすすめです。毛嚢炎には、ステロイド軟こうが効きます!
トリアのヒゲ脱毛で毛嚢炎ができる原因とは?
まずは、なぜヒゲ脱毛で毛嚢炎ができるのか簡単に説明します。
レーザー脱毛の仕組みとは?
ヒゲ脱毛による毛嚢炎の原因を知るうえで、レーザー脱毛の仕組みを理解しましょう。(トリアでも医療脱毛でも、同じレーザー脱毛となります。)
レーザー脱毛とは、毛穴をレーザーで焼くことで毛を生えなくさせる脱毛方法です。皮膚にある黒いスポット(毛穴)に反応させる方式で、黒い毛だけに反応するので皮膚を傷つけることはありません。
レーザー脱毛の熱は、表面に見える毛の先端から毛根へと伝わっていきます。毛に伝わったレーザーの熱は、縦にも横にも広がっていき「毛を生やす組織」を破壊します。
脱毛の仕組みは、熱で毛を生えさせる細胞を破壊することにあります。医療脱毛・レーザー脱毛に痛みが伴うのは、毛穴の細胞を破壊する行為のためです。

レーザー脱毛の仕組み
ヒゲ脱毛で毛嚢炎ができる原因
では、なぜ脱毛をすると毛嚢炎ができるのでしょうか?それは、レーザーで毛穴を熱傷しているからです。
脱毛そのものが毛穴の細胞にダメージを与える行為なので、毛穴に炎症が起こる=毛嚢炎が起こることは当然なことです。
また、ヒゲは体毛の中でもっとも濃い部分です。ヒゲ脱毛をすると、他の部位を脱毛するより毛嚢炎がひどく起こります。
つまり、ヒゲ脱毛でひどい毛嚢炎になっても決して失敗ではありません!自然なことなので心配せずに放置しておけば、どんなにひどい炎症でもじきに治まります。
毛嚢炎はレーザー脱毛でよく見られるもので、光脱毛ではほとんど見られません。わたしは光脱毛器も使っていますが、毛嚢炎が起きたことは一度もありませんでした。
同じヒゲ脱毛でも、光脱毛器では炎症は起こらず、トリアのレーザー脱毛器で髭脱毛を使ったときにだけ毛嚢炎が見られます。これは、トリアの脱毛強度の高さを表しています。
レーザー脱毛は光脱毛に対して、何倍も強いです。毛嚢炎も起きるということは、脱毛効果もある証拠でもあります。

トリアで青髭をなくした
脱毛後の「毛嚢炎」は「ニキビ」ではない!
また、ヒゲ脱毛後に起こる発疹は「毛嚢炎」であって「ニキビ」ではありません。
ニキビも同じく毛穴に起こる炎症なので、脱毛後の毛嚢炎と勘違いされやすいです。ニキビの原因は、排出されなかった皮脂が毛穴にたまることが原因で、アクネ菌が醸成されて炎症を起こすことです。
原因が違うので、ニキビ治療として毛嚢炎を治そうとしても効果は期待できません。トリア脱毛後の肌荒れに、ニキビ治療クリームなど買わないでください。
ヒゲ脱毛後のひどい毛嚢炎にはステロイド軟こうが有効です。クレアラシルやビフナイトではなく、ベトネベート軟膏で治りが早くなります。
「毛嚢炎」と「ニキビ」は同じ毛穴の炎症ではありますが、原因が違うので治療方法も変わってきます。

ニキビができる原因
※同じ炎症でも、皮脂が原因で起こるのがニキビです。毛嚢炎の原因は、レーザー脱毛による熱です。
トリアのヒゲ脱毛・VIO脱毛は毛嚢炎ができやすい
では、トリアで脱毛をする限り、毛嚢炎は全身に現れてしまうものでしょうか?実は、毛嚢炎が起こりやすい部位として、ヒゲ脱毛・VIO脱毛があげられます。
ヒゲ・VIOは、体の中でも最も体毛が濃い部分です。毛が太く濃いほど、伝わるレーザーの熱も大きくなります。炎症(毛嚢炎)が起こりやすくなります。
レーザー脱毛だからといって、どこにでも毛嚢炎ができるわけではありません。毛嚢炎ができやすい場所は、体毛が濃い部分です。体毛が薄ければ、毛嚢炎は起こりにくいです。
また、ヒゲ脱毛・VIO脱毛で必ず毛嚢炎が起きるわけではありません。ヒゲも薄ければ毛嚢炎は起きませんし、逆に、腕毛でも濃ければ毛嚢炎は起こる可能性はあります。
トリアで痛い部分=毛嚢炎ができやすい部分です。根が深いほど炎症が起こりやすくなります。
キヨキヨ

VIO(陰毛)トリアで毛嚢炎
トリアでヒゲ脱毛をつづけると毛嚢炎は減る!
ヒゲ脱毛やVIO脱毛で毛嚢炎が起こるのは、毛が濃いためにレーザーの熱が伝わりやすいからでした。
しかし、脱毛を続けていくと自然と毛は薄くなっていくので、毛嚢炎も減っていきます。トリアで髭脱毛をはじめて、できるニキビの量も次第に減っていきました。
こちらは、トリアレーザー脱毛器を使い始めてからの毛嚢炎と最近行ったヒゲ脱毛後の違いです。※左が初期の頃で、右が最新の画像です。
ヒゲ脱毛を重ねることによって青髭もかなり薄くなっていき、毛嚢炎もほどんど起きなくなりました。時々、ぽつりと1つ2つ見られることもあるくらいです。ほとんど気になっていません。
対して、はじめてトリアでヒゲ脱毛をしたときは悲惨でした・・・。当時は、脱毛に失敗したかと勘違いしていましたが、炎症が起こるのは当然だったのです。
ヒゲ脱毛は一番はじめが大変です。回数をこなしていけば、いつかはキレイになりますので地道につづけていきましょう。痛みも少なくなるし、青ひげもキレイになります。

キヨキヨ
トリアヒゲ脱毛の毛嚢炎を予防する方法!
次に、トリアでヒゲ脱毛をするさいに毛嚢炎を予防する方法を解説します。
基本的に、レーザー脱毛というもの自体が熱で毛穴を刺激するものです。毛嚢炎が起こってしまうことは仕方のないことだと理解してください。
しかし、髭脱毛を続けていくうちに2つだけ毛嚢炎やニキビを予防する・減らすことができる方法を見つけました。
- 脱毛後に保湿する
- 脱毛時に氷・保冷剤で冷やす
脱毛後に保湿して毛嚢炎を予防する
トリアでヒゲ脱毛した後は、必ず保湿してください!髭脱毛後に保湿をしてあげることで毛嚢炎を予防することができます。
レーザー脱毛後は、毛穴が熱で炎症を起こしている状態です。肌が乾燥していると、毛嚢炎の治りも遅くなります。スキンケアをすることで治りを早くしてあげるのです。
毛嚢炎は、レーザー脱毛直後にすべて起こるわけではありません。脱毛してから、数日後にぽつぽつと出てくることがあります。これは、脱毛によって毛穴の深部で炎症が起きている証拠です。
ヒゲ脱毛後におすすめの保湿方法は、抑毛クリームを塗ることです。保湿もできるし、ヒゲが生えてくるのを遅くさせる効果もあります。
キヨキヨ

トリアと抑毛クリーム
ヒゲ脱毛中に保冷剤で冷やして毛嚢炎予防
ヒゲ脱毛など濃い体毛にレーザー脱毛を使うのであれば、毛嚢炎ができるのは仕方のないことです。
しかし、トリアでの脱毛時に氷や保冷剤で冷やすと毛嚢炎の数を抑えられることができました。レーザー脱毛は熱によって炎症が起きるので、熱を冷却することで毛嚢炎を抑えられるようです。
これは、毛嚢炎を予防するためにした行為ではなく、単純にヒゲ脱毛がめっちゃ痛かったから行ったものでした。氷なしでは、トリアのレベル5で髭脱毛はできません。
脱毛中に肌を冷やすことができるのはトリアでのセルフ脱毛に限ります。クリニックでの医療レーザー脱毛は、自分ではコントロールできないデメリットがあります。
冷却効果が高いので、保冷剤よりも氷を直接塗る方がオススメです。毛嚢炎の予防にもなるし痛みも抑えられるので一石二鳥になります。
キヨキヨ


トリアに保冷剤で冷やす
トリアヒゲ脱毛で起きた毛嚢炎を治す方法
最後に、レーザ脱毛後にひどい毛嚢炎が起きてしまったらどうすればいいのでしょうか?
繰り返しますが、レーザー脱毛後に毛嚢炎は起きてしまうものです。保湿して放置しておけば、1週間から長くても1カ月もすれば自然と治ります。
それでも、初めてトリアで髭脱毛をしたときにバーッとニキビのようなものが現れて、浸出液みたいなのも出てきていたのでかなり焦ったことを覚えています。
保湿するだけでも毛嚢炎の治りを早くすることはできますが、ひどい状態であればステロイド軟こうを使うこともおすすめです。
トリアを使ってヒゲが薄くなっていけば、毛嚢炎は自然と少なくなっていきます。ステロイド軟こうは、ひどい毛嚢炎を少しでも早く治療するためのものと考えてください!

トリアヒゲ脱後=ステロイド+抑毛クリーム
youtubeで髭脱毛動画にも、「トリアでニキビのような毛嚢炎ができた」というコメントが多く寄せられています。毛嚢炎は、ヒゲ脱毛をする上で避けては通れないことです。
キヨキヨ

先程、Twitterにて質問させていただいたかわべまことと申します。
簡単ではありますが、キヨキヨさんに2点質問があります。
お時間ある時にお答えいただけると幸いです。
先週、最新型ダーマペンA7を初めて使用しました。それまで旧型のダーマペン36針2.5ミリで何度かセルフでしていました。
最新型を12針2.5ミリで使用したところ、施術後に初めてニキビが3つほどできました。
ダーマペン後のニキビは好転反応という話を他のYouTubeで見たのですが、どうお考えでしょうか?
そのニキビは10日くらい経って潰れてしまい、かさぶたになりました。
もう一点は、ダーマペンの使い方です。
キヨキヨさんはスライドさせていますが、私の場合これまでスタンプのように押して離してという使い方をしております。理由はスライドさせると針が肌に引っかかって怖いからです。
スライドさせる方法とスタンプする方法について、どのようにお考えかをお聞きしたいです。
長文になってしまい、申し訳ありません。
YouTubeやブログを今後も拝見したいと思います。
ご活躍される姿を影ながら応援しています。
かわべ様
ブログでのご質問ありがとうございます!
かわべさんの言うこと非常によくわかります。わたしも最新ダーマペンにしたところ、ニキビがでてきてしまいました。それは、今までのMyMダーマペンでは起こらなかったものです。
そして、それは次の質問に繋がります。(あくまでも、わたしの場合ですが)スライドさせた部位に限って特にニキビができました。ほっぺたやこめかみを施術するときはスタンプのように刺していましたので、そこにニキビは出きませんでした。
もしかしたら、スライドさせたことによってニキビができたのかもしれません。
なので、かわべさんの言う通り、スライドさせるよりもスタンプさせる方がダーマペンはいいと思います。肌に引っかかる感じ嫌ですよね。
でも、効率化させたかったのでわたしもスライドさせました。次からは、スタンプするように使おうと思っています。
ニキビができることが好転反応ということですが、ニキビ跡になってしまえば本末転倒です。もし、新しいダーマペンが肌に合わないのであればMYmの利用をオススメします。新しいものを使いたい気持ちもわかりますが、お肌をキレイにするのが目的ですから。
ただ、使いかたを変える(スタンプのようにする)ことでニキビができるのを防げれば、それがベストですよね。
以上、よろしくお願いします!
(できれば、次回以降は関連する記事で質問していただけると助かります。こちらは、レーザー脱毛に関する記事なので・・・笑)
キヨキヨさん
ご回答ありがとうございました。
YouTubeもこちらのブログもとても有益な情報ばかりなので助かっています。
また質問がありましたら、関係のある記事に投稿します。
はじめまして。
いつもキヨキヨさんの、有益な記事を熱心に拝読している者です。
一つご質問宜しいですか?
私も例に漏れず、青髭とクレーター肌に困っている男性の1人ですが、それらのセルフケアは同時並行でされましたか?
もしされたのであれば、記事中のトリア4xとダーマペンMyMをある期間中において、同時並行的に使用されたときに注意したことをお伺いしたいです。
あるいは、ある程度青髭を解消してからセルフダーマ治療を始めた、の様に一つ一つ順序を意識して治療されましたか?
お時間あるときにご回答頂けたのなら幸甚です。
はじめまして!いつもご覧になっていただいてありがとうございます。
なるほど・・・わたしは、アゴヒゲ周りにはそもそもダーマペンを使っていません!なので、ヒゲ脱毛している箇所とダーマペンをしている箇所で被らないようになっています。
もし、口周りもセルフダーマペンするのであれば、ある程度の期間は空けた方がいいと思います。毛嚢炎の周期を考えると、10日~2週間くらいがいいかと!
それさえ意識すれば、青ひげ対策もクレーター肌治療も並行可能です。また、わたしのように口周りにダーマペンをしないという選択肢もありかと思います!
懇切丁寧なお返事ありがとうございました。YouTubeの動画も併せて、今後も拝聴させて頂きます。
いえいえ、こちらこそいつもありがとうございます。☺