歯列矯正は、お金と時間がかかります。歯並びによっては、3年以上かかることもあります。治療法によっては、何百万円と値段がかかります。
そこで、指で押して歯並びを治すセルフ歯科矯正を試してみました。「時間とお金の節約!」と思いきや、結果として悲惨なことになりました。
この記事では、自力で歯並びを治す方法とその結果を画像と併せて紹介します。参考にしてみてください・・・。
歯列矯正を指で押してみた!自力で歯並びを治療する
まず、どうやって指で動かして歯列矯正をしたか、その方法を解説します。
歯列矯正とは、極論を言えば、歯を外力(矯正器具)で押したり引っ張ったりしているだけです。
どんなに矯正器具が優れていようが、最新の技術が云々だろうが、結局は押したり引っ張ったりしてるだけ。なので、指で自力で歯を動かすことも可能ではあります。
例えば、こちらの画像を見てください。矯正器具を使って内側に倒れている歯を外側へと押し出しています。

歯の内側から押し出す矯正器具
そこで、自分の指で歯を外向きに(矯正装置の力が働く方向へ)引っ張ってあげると、矯正は早くなります。矯正器具の力が働いている方向へ、手助けをしてあげるのです。
こうやって、指でサポートしてあげます。舌で押しても効果はありますが、指の方が力は強いです。じわじわと歯は動いていきます。
歯の矯正とは、大きな力を加えて一瞬で終わるものではありません。指の力は強いので、じわじわと弱い力で歯を押していきます。
また、下の歯で一本曲がった歯がありました。噛み合わせが悪いせいで、倒れてしまった歯です。
オレンジ枠で囲った、この歯です。この歯をまっすぐするだけに10万円ほどのブラケットが必要になります。ブラケットを下の歯にもつけるか、考えていました。しかし、一本の歯のために10万円・・・。高いですよね。
節約のため、わたしは自力で一本の歯を治すことにしました。噛み合わせが悪いことによって、内側へとねじ込んでしまった歯を自力で立て直します。
この歯を、ネジを巻くようにまっすぐにしていきます。指でゴリ押しです。
これが、なかなか力が入ります。また、唾液で濡れているとうまく引っかかりません。
薄いタオルや、硬めのティッシュがあると、歯に引っかかりやすいです。いい道具があると、作業は早くなります。
わかりにくいかもしれませんが、指に分厚いタコができるまで歯をねじりました。
途中、歯がグラグラして焦りましたが、今は順調です。本日は、ここまできました。
わかりにくいかもしれませんが、大きな進歩を感じています。やりすぎは歯を痛めるので、気をつけてください。
歯並びを指で押したら大失敗した話。
指で押す歯科矯正には、いくつかの注意点があります。注意しないと取り返しがつかないことになるので、気をつけてください。
- 動かない歯は無理に押さない
- 指で押したり引っ張る ペンチはダメ
- 指だけで自力で矯正はできない
です。
指で動かせない歯は無理に押さない
まず、できないところは無理に押さないことが大事です。
例えば、「犬歯」はとても硬い歯です。いくら押しても、ほとんど動きません。
先ほどわたしが紹介したのは、下の前歯です。比較的動きやすい歯だからこそ、実践できました。
時間のかかることなので、努力が無駄にならないように歯を選んで取り組みましょう。
自力歯科矯正は指で押す!ペンチはだめ
自分で歯の矯正をしたい場合は、「指」で自力で押すことを心がけてください。
わたしは、早く終わらせたかったので「ペンチ」を使ったことがありました。
このように、前歯に穴が空いてしまいました。上の前歯を前に出して、受け口を治そうとした結果です。
よりによって、一番目立つところに穴が空きました。さすがに、このときはショックで言葉を失いました・・・。これが、自力で歯科矯正をした男の末路です。
ペンチなど、危ない道具は使わないでください。指の腹で、歯が大丈夫かどうかを確認しながら押していきましょう。
指で自力だけで歯並びは治せない!
最後に、すべての歯並びを指で自力で矯正することは不可能です。
たとえ指で歯を押して動かせたとしても、歯はすぐに戻ってしまいます。特に、成人矯正ほど歯は戻りやすいです。
また、歯列矯正は押してみないとわからないことが多いです。動きにくい歯もあれば、噛み合わせ・歯並びなど複合的に問題が絡み合っています。
あくまでも、歯科矯正に通いながら、担当の歯医者さんとビジョンを共有してください。
歯列矯正をより早く終わらせるためのサポートと考えましょう。
歯列矯正を早く終わらせる方法まとめ
では、最後に歯の矯正を早く終わらせたい場合はどうすればいいでしょうか。
歯科医に強めに矯正してもらう
歯の矯正を早く終わらせたいなら、強めの力をかけることです。担当の歯医者に頼んで、強めに調整してもらいましょう。
デメリットとして、歯に負担がかかりすぎるのと、普通の矯正よりも痛いことがあります。
いつもの矯正でさえ「痛い」と感じるのであれば、辞めときましょう。また、歯を大事にしたいのであればオススメしません。
動かしたい歯の症状を考慮して、強めに矯正できるかを先生に判断してもらってください。
歯並びの調整に頻度よく通う
歯の矯正における調整は、だいたい毎月1回です。しかし、月に2、3回行くことも可能です。
矯正の威力が強いのは、矯正直後です。1ヶ月も待たなくても、矯正の力は徐々に弱まっていきます。
歯が痛いときは、歯が動いている証拠です、しかし、痛みが治まっているのであれば、次の調整に入れるはずです。
どうしても早く治したいひとは、月に2、3回行ってもいいか歯医者さんと相談してみましょう。
ただ、まだ動いているのに調整しても意味がありません。歯が動かなくなったタイミングで、調整にいきましょう。
舌や指で自力で押して歯列矯正を早める
舌や指で押すと歯列矯正が早まります。早く治るので、歯医者さんによっては推奨しているひともいます。
この場合、「無理やりに歯を押して動かす」と考えずに、矯正器具のサポートをすると考えてください。
自力矯正を実践する前に、歯列矯正の仕組みを理解しましょう。
youtubeでも歯列矯正についてお話しています。よければ、視聴してみてください。
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