「いちご鼻は一生治らない」とあきらめている人が多いです。わたしもその1人でした。
SNSや広告では、「これでいちご鼻が治った!」と多くの製品がありますが、どれも使っても結局いちご鼻は治りません。
なぜなら、いちご鼻の原因は毛穴が開いてしまっているからです。毛穴の治療はとても困難で、スキンケアでは治りません。
なので、いちご鼻の根本原因である毛穴の開きの治し方をいくつかまとめてご紹介します。頑固ないちご鼻もごっそりキレイにしましょう。
- 毛穴パックを使っても毛穴が広がるだけ
- クレンジングをしても小鼻の黒ずみが消えない
- 毛穴吸引機を使っても角栓がすぐに溜まる
- いちご鼻は一生治らないとあきらめている
キヨキヨ
重度のいちご鼻の治療経過画像(ビフォーアフター)
まず、重度だったいちご鼻を治療したビフォーアフター画像をご紹介します。
左のビフォー画像は、遠目から撮影したので画質が粗いですが重度のいちご鼻なのがわかります。
まずは、治療をして1カ月目の画像です。完璧に真っ白とはいきませんが、角栓・毛穴の詰まりが改善されています。

重度のいちご鼻治療 1カ月
次に、いちご鼻治療をしてから3か月経過した画像です。
たった数か月でほとんど気にならないくらいいちご鼻を改善させることができました。

重度のいちご鼻治療 3カ月
無為だった治療もたくさんあるので、正しい方法でいちご鼻を治療していきましょう。
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いちご鼻の原因とは?
まず、いちご鼻の原因とはなんでしょうか?
いちご鼻とは、鼻の毛穴が開いてしまって、その毛穴に角栓・汚れが詰まっている状態のことをいいます。
もともと、おでこ・鼻はTゾーンとも呼ばれていて、顔の中でも皮脂が出やすい部位です。皮脂が出やすいと毛穴も開いてしまいます。

出典:https://www.southbeachskinlab.com/blogs/tips-tricks/what-is-your-t-zone-and-how-can-you-care-for-it
おでこもそうですが、鼻は特に皮脂が出やすい部位といわれています。毛穴に悩んでいるひとの大半が鼻周辺です。
皮脂がどぴゅっと出ると、毛穴も自然に開いてしまいます。そして、開きすぎた毛穴に角栓・汚れが吸着していちご鼻になるのです。
これは、マイクロスコープで見たいちご鼻(小鼻の角栓)です。皮脂汚れこそが、いちご鼻の原因なのです。

毛穴吸引機で見たいちご鼻
いちご鼻は一生治らないのか?
ここで、「いちご鼻は一生治らないのか?」という質問に回答します。
結論として、どんなに重度のいちご鼻でも治せます。一時的に、ツルツルにすることも可能です。
しかし、人間の構造上、皮脂は出てしまうものです。いちご鼻は常に再発するリスクがあります。
なので、いちご鼻を治したいのであれば予防+定期的なメンテナンスが必要になります。一回の治療で一生治る方法はない、とまずは理解してください。
「わたしは、この方法でいちご鼻を治しました!」とあっても、数か月後にはまた黒ずみでいっぱいになっていることはよくあります。
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重度のいちご鼻を治す方法とは?
では、わたしが重度で一生治らないと思っていたいちご鼻を治した方法をご紹介します。
いちご鼻を治すには、3段階の方法が必要です。
- クレンジングをする・毛穴の汚れを取る
- 開いた毛穴を引き締める
- 鼻の産毛を脱毛する
ここまでしてやっといちご鼻は改善することができます。
ほとんどの人が、①のクレンジングで終了しているのです。毛穴を引き締めない限り、新たに角栓・汚れは付着してしまいます。
さらに、一回ですべて治療できるわけではありません。皮脂は毎日出るし、毛穴も自然と開いていくし、産毛も生えてきてしまいます。
毛穴の角栓・汚れを取る
まず、いちご鼻を治療するのに表面の角栓を取りのぞく必要があります。
これは、表面の汚れを取っているだけなので根本治療ではありません!しかし、表面にこびりついた汚れを取ることが一番はじめにすることになります。
小鼻の角栓をとりのぞく方法は4つあります。
- 毛穴パックを使う
- 毛穴吸引機を使う
- クレンジングをする
- ケミカルピーリングをする
まず、鼻に付けてべりべりっと剥がす毛穴パックは、毛穴を開かせてしまいます。逆効果にもなるので使わない方がいいです。

毛穴パックは毛穴を開かせる!
また、毛穴吸引機もおすすめしません。毛穴吸引機は、みるみる角栓が取れるので楽しいです。
しかし、外部から毛穴を無理に吸引すると、毛穴が開いてしまいます。毛穴パックと同じ理由で使わない方がいいです。

毛穴吸引機も使えない
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対して、クレンジングで角栓を取るのはおすすめです。
角栓とは、皮脂のことで「油」です。油を落とすには、水では効果はなく油を使うしかありません。
クレンジングオイルでも角栓は落ちますが、おすすめはホホバオイルです。オイルを綿棒に付けて、くるくると転がすと角栓が落ちます。

表面の角栓をクレンジングする
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最後に、ケミカルピーリングがあります。ケミカルピーリングは皮脂を溶かしてくれるので、角栓をきれいにしてくれます。
また、ピーリングには肌のターンオーバーを正常化させる効果があるので、皮脂の過剰分泌を抑えられる効果もあります。角栓の治療・予防ともにできる一石二鳥な方法です。
ケミカルピーリングにも強度がありますが、今までで一番使ってよかったのはグライコ6クリームです。
グライコクリームの特徴は、グリコール酸が6%も入っているので皮脂を取る力が大きいことです。また、水で洗い流さずにスキンケアとしても活用できます。
ピーリングのデメリットは、顔に塗ってから10分ほど待ち、水で洗い流すという手間がかかってしまうところです。グライコはクリームなので、塗ったまま就寝できます。(翌朝、水で洗い流すだけでOK)
1週間に1回、皮脂が出やすい人は3日に1回ほどの頻度がおすすめです。
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毛穴の開きを小さくする
次に、肌の表面にある角栓・汚れを取ったあとに、毛穴を小さくする必要があります。
いちご鼻の原因は、一番に皮脂が出やすいことですが、毛穴が開きっぱなしだと皮脂が溜まりやすい状態となっています。
いくら、毎日クレンジングをしてもケミカルピーリングを使っても、毛穴が開いていればすぐに角栓が溜まってしまうのです。
しかし、開いてしまった毛穴を小さくする治療方法はハードルが高いものが多いです。
- ケミカルピーリング
- トレチノインを塗る
- フラクショナルレーザー
- ダーマペンを使う
など、刺激が必要な治療法になります。つまり、一度肌を傷つけないと毛穴の治療はできないのです。
トレチノインで毛穴治療
そこで、トレチノインがおすすめです。トレチノインとは、ビタミンAのことで肌のターンオーバーを促す効果があります。
今話題のレチノールをより濃くしたのがトレチノインです。トレチノインは、塗り薬の中で唯一毛穴治療に効果があるものです。
こちらは、トレチノインとプラセンタジェルといったものを2カ月塗った肌の経過です。
トレチノインを塗ると、代謝が活性化されて皮むけが少しあります。毛穴も小さくなるので、いちご鼻治療としては最適です。

トレチノインでいちご鼻治療
こちらは、目元の開いた毛穴に対して塗った経過画像です。
鼻の周りのすり鉢毛穴が改善しているのがわかります。いちご鼻だけではなく、すり鉢毛穴にも効果的です。
トレチノインは皮脂を抑える成分でもあるので、塗ることでいちご鼻の予防にもなります。治療だけでなく、予防効果もあります。
他にも、トレチノインは、シミ・くすみ・しわ・ニキビ・ニキビ跡・毛穴など、肌に万能的な美容効果が期待できる成分です。
「毛穴治療したいけど痛いのは苦手」という方には一番おすすめです。塗るだけで毛穴を治せるのはトレチノインだけです。
おすすめのクリーム →トレチノイン

トレチノインとヒトプラセンタジェル

その分、刺激が強く赤みが出てしまうこともあります。目安は、夜だけの使用で週1回からはじめてみてください。
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ダーマペンで毛穴治療
最後に、毛穴治療としてはダーマペンが有名です。実際に、美容クリニックでもいちご鼻治療としてダーマペンが利用されています。
ダーマペンはセルフでもできるので、自宅でできる毛穴治療としては一番高い効果が期待できます。深い毛穴やすり鉢毛穴でも治療できます。
その仕組みとしては、髪の毛よりも細いマイクロニードルと呼ばれる針を肌に刺すことで、肌の奥から細胞を再生させることができます。
肌の深部(真皮層)にまで届くので、深い毛穴だけでなくクレーター肌治療としても活用されています。

ダーマペンの仕組み
ダーマペンをいちご鼻治療に使った結果は以下の通りです。ダーマペンを3回もすれば、毛穴はかなり改善しました。
ダーマペンで鼻を施術して、成長因子美容液を塗るとここまでいちご鼻もきれいになりました。

ダーマペンでいちご鼻治療
また、鼻周辺のすり鉢毛穴も1回のダーマペンでキレイになります。赤枠で囲っている部分を比較すると、細かい毛穴がなくなっているのがわかります。

ダーマペン3回目 すり鉢毛穴
もし、実際にダーマペンを使うのであれば、小鼻だけに使うのはもったいないです。顔全体に施術することで、全体的にツヤ・ハリの回復を感じられます。
セルフダーマペンの詳しい効果・方法については以下の記事で詳しく説明しています。

一度試す勇気さえあれば、その美容効果に驚くはずです。クレーター肌・ニキビ跡治療としても効果が高いです!
キヨキヨ
Youtubeでもダーマペンでのいちご鼻治療を実践・解説しました。
鼻脱毛していちご鼻を治す
いちご鼻治療の仕上げは「鼻脱毛」になります。
まず、角栓・汚れを落として、再発させないために毛穴を小さくして、最後に脱毛です。
いちご鼻は毛穴の問題なのに、なぜ脱毛が必要なのでしょうか?実は、小鼻にはびっしりと濃い産毛が生えています。
こちらは、マイクロスコープで見た鼻の産毛です。よく見ると、産毛ではなくしっかりとした毛なのです。

毛穴吸引機で見た鼻の産毛
これらの産毛が濃いことで汚れて見えてしまったり、毛穴に汚れが溜まってきてしまうのです。
そのため、最近ではいちご鼻治療として鼻脱毛も盛んになっています。脱毛サロンに、いちご鼻・毛穴目的で通われる方も増えてきているそうです。
鼻脱毛は面積が小さいので、家庭用光脱毛器でも十分に対応できます。今、光脱毛器をお持ちならそちらを使ってください。
脱毛器の中で特におすすめなのは、トリアです。唯一のレーザー脱毛器なので、脱毛強度が違います。VIOやヒゲ脱毛にも使えるのでコスパがとにかくいいです。
(公式サイトで買うと製品保証が2年になるのでお得です↓)
トリアは公式の方が得点がありますが楽天市場でも購入可能です!
実は脱毛器マニアで数十種類もの製品を使ってきましたが、トリアが今のところダントツでコスパがいいです。
顔脱毛としても使いやすいので、知っておいて損はありません。鼻脱毛でいちご鼻をきれいにしましょう。
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トリアレーザー脱毛器
Youtubeでも鼻脱毛について紹介しました。
以上、まとめるといちご鼻治療には3段階のステップが必要となります。
- 小鼻の角栓・黒ずみを取る
- 開いた毛穴を小さくする
- 鼻に生えた毛を脱毛する
と、本気で重度のいちご鼻を治したいのであれば思っているよりも深くまで踏み込まないといけないのです。
毛穴の汚れを落とすことであれば、クレンジングやいちご鼻を治す製品で十分です。しかし、毛穴や産毛をどうにかしないとすぐに再発してしまいます。
いちご鼻は一生治らないわけではありませんが、1回の治療で一生治せるものでもありません。適切な処置を定期的にすることで、きれいな鼻を維持することができます。
過度な期待はせずに、今できることから1つずつ試してきましょう。
キヨキヨ
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