
保湿力にすごく優れていると言われる『ヒルドイドクリーム』ですが、なぜこれを使おうと思ったかというと、YouTubeのコメント欄での頻出の多さでした。
「ヒルドイドクリームを使ってみてください」とか「ダーマペンの後にヒルドイドクリームを使おうと思ってるんですがどう思いますか?」というコメントが非常に多かったのです。
使う前からこんなに人気があって、コメント欄で多く寄せられているということは、「非常に効果が高いものなんだろう」と期待していました。
そして、実際に自分自身も買って試してみたので、使い勝手やどんな症状に効果があったか、どういう使い方がベストかなど、そういうところまで深くお話していきます。
Contents
ヒルドイドとは?ヒルドイドのフォルテクリームとは?
まず、『ヒルドイド』とは何なのか、という話をしようと思います。
女性の間では特に有名なものだとは思いますが、ヒルドイドとはもともとアトピー肌の方向けに皮膚科で処方されていた軟膏です。
なので、アトピー肌だとか、肌がかぶれやすいなど、皮膚に疾患を持っている方だけに対して処方されていたものでした。
しかし、特に大きな疾患がない一般の人の間でも、「ヒルドイドってすごい美容効果らしいよ」「ヒルドイドの保湿成分がいいらしいよ」と話題になったのです。
なので、一般の人でも皮膚科に通って『ヒルドイドクリームください!』みたいなことになりました。あまりにも人気で、アトピーになったり本当に必要な人に届けられなくなり、一時期社会問題になったぐらいのものだそうです。

ヒルドイドフォルテクリームとは?
ヒルドイドがなにかわかったところで、「ヒルドイドフォルテクリームとは何なのか?」という話です。ヒルドイドフォルテクリームは、数ある他のヒルドイド系クリームより美容効果が高いのです。
その違いっていうのは、他のヒルドイド外用剤に比べて有効成分「へパリン類似物質」(保湿とか炎症を抑えるような力)が1.5倍(0.445%)も含まれています。
インターネットで買えるヒルドイド系のクリームとしては、ヒルドイドフォルテクリームの方が保湿効果も高くて優れているということなので使っています。
ちなみにヒルドイドフォルテクリームは、ドイツ語で書かれているものですが、なんと日本の会社『第一三共』が作っているものなんです。
『第一三共ヨーロッパ』と書いてあるので、ヨーロッパで実際に市販で売っているものだと思います。ヒルドイドは、日本よりも海外で人気なイメージです。
日本ではヒルドイドはドラッグストアで買えないので、海外に住んでいる友だちから送ってもらったり、ヨーロッパへ旅行へ行った友だちに買ってきてもらうなど、そういう形で結構使われている方も多いらしいですね。

ヒルドイドクリームの美容効果とは?
では、美容成分『ヒルドイド』の効果とはどんなものでしょうか?
ヒルドイドクリームの美容効果には、主に3つあります。
- 保湿効果:肌の防御機能を高め、異物の侵入を防ぐ
- 抗炎症効果:炎症による皮膚症状に対する鎮静効果。皮膚を正常な状態に導く
- 血行促進効果:血流を改善することで、皮膚の再生を促進
です。
ヒルドイドの保湿効果
まずは、ヒルドイドの持つ保湿効果ですね。ヒルドイドは、保湿力に非常に優れているということで、乾燥肌とか肌荒れとかに多く利用されています。
市販のドラッグストアで売られているクリームよりも強力な保湿力があります。以前紹介した、シカペアクリームよりも保湿効果は高いように感じます。
もともとはアトピー肌に対する処方薬でしたので、かなり保湿にも優れているクリームです。
ヒルドイドの抗炎症効果
ヒルドイドには、抗炎症効果があります。なので、ニキビや肌荒れなどにも利用できるのです。
販売サイトのコメントには、
など、あります。
人によっては、ニキビに直接塗ったり、ニキビ跡に塗ったり、傷跡に塗ったりなどなど、あらゆる肌の症状に使ってみているようですね。

ヒルドイドの血行促進(肌再生)効果
最後に、ヒルドイドクリームは肌再生効果もあると言われています。ターンオーバーを促す効果ですね。
肌再生は、ダーマペン・ダーマローラーなどのマイクロニードリングや、トレチノインの効果にもあるものです。ダーマペンやトレチノインに比べると弱いですが、ヒルドイドにもターンオーバーを促す効果があります。
ニキビやニキビ跡、シミにも効果があると言われているのは、この血行促進効果のおかげです。
人によってはそれこそビフナイトとかクレアラシルを使うみたいな感じで、ヒルドイドクリームをとニキビ・ニキビ跡に直接つけてあげるといった使い方をされている方も多いそうです。


しかし、より強い再生効果を求めるのであれば、ヒルドイドよりもダーマローラーやトレチノインがオススメです。以下の記事もご参照ください。
ヒルドイドフォルテクリームの使い方!感想・レビュー
ヒルドイドクリームを保湿クリームとして使う
では、ヒルドイドフォルテクリームの使い方についてです。人によってそれぞれ自分なりの使いかたがいろいろあると思いますが、一番多い使われ方としては「肌全体の保湿」ですね。
普通に、ニベアクリームとかワセリンを塗る感覚で、肌全体にヒルドイドフォルテクリームを薄く塗ってあげてください。保湿クリームとして使われることが一番多いと思います。
ぼく自身も、夜はいろいろ(ヒトプラセンタジェルやトレチノインなど)を塗った後に肌全体にヒルドイドを塗っています。ヒルドイドは、後の方がいいですね。
朝も最近は、赤み隠しでファンデーションやBBクリームを塗っていますので、下地としてヒルドイドフォルテクリームを塗っています。化粧の下地にも人気なようです。
ヒルドイドクリームを乾燥・肌荒れに使う
先ほども言いましたが、ニキビ・ニキビ跡だけに対して使うという方も多いそうです。特に、かぶれやすいとか乾燥しやすい部分に集中的に使ってあげるのもいいのかな、と思います。
ぼくの場合は、肌全体に塗ってるのもそうなんですが、特に最近コロナの影響でマスクをつけていると思いますが、鼻の下とか唇の下がとにかく乾燥してしまうんです。
その乾燥する部分に対して、ヒルドイドを集中的に使ってあげています。肌全体に塗るのもそうだし、特に乾燥しやすい部分にたっぷり使ってあげたりもしています。
あと、最近は光脱毛をしているせいで肌がかぶれやすいんです。皮膚が弱いのかわかりませんが、カミソリ負けとか除毛クリームによるかゆみ・肌荒れ、ニキビがいっぱいできてしまったりしています。
太ももや、荒れやすい部分に対してヒルドイドフォルテクリームをたっぷりと塗ってあげています。保湿効果だけでなく抗炎症作用があるので、普通のオイルやワセリンよりも全然保湿効果が高いです。
見てのとおり容量もすごく多いものなので、例えばプラセンタジェルと比較しても、これぐらいの量の違いがあります。なので、顔だけでなく、身体にもたっぷり塗っても、わりとお得に使える美容クリームです。

ヒトプラセンタジェルとヒルドイドフォルテクリーム
実際に、ぼくが1ヶ月使ってみた感想として、見てもらうとわかるんですが、質感が軟膏っぽいんです。白い感じで本当にクリームなんですよね。

でも、クリームはクリームでも、ニベアとか市販で売っているクリームなんかよりも保湿力が高くて、鼻の周りなど乾燥しやすい場所に集中的に塗ったりしています。

ヒルドイドフォルテクリームとトレチノイン・ダーマペンとの併用!
使ってみて感じたのは、ヒルドイドフォルテクリームは、トレチノインとの相性が非常に良いな、ということでした。
トレチノインの効果についてを見ていただくとわかるんですが、トレチノインはニキビやニキビ跡、薄いクレーターにも効果があると言われていて、肌の万能薬と言われているんです。でも、その分刺激が強い成分です。
刺激を肌に促すことによってターンオーバーを促進させるというのがトレチノインの効果なので、皮膚がポロポロと落ちてくることもあります。
しかし、トレチノインとヒルドイドフォルテクリームを合わせて使うと、普通にトレチノインをたっぷり顔に塗っても、翌朝肌が乾燥してポロポロと皮が剥けるようなことがなくなりました。
実際にインターネットを見ていても、トレチノインとヒルドイドを合わせて使っている方もかなり多いそうです。あと美容皮膚科でも「トレチノイン+ヒルドイドセット」みたいな形でいろんな皮膚科の先生もおすすめしています。



ヒルドイドとトレチノイン
ヒルドイドクリームとダーマペン(ダーマローラー)の併用
肌再生といえば、トレチノインの他にダーマペン・ダーマローラーがありますね。ダーマペンやダーマローラーの後に、保湿として使うのも全然いいと思います。
ぼくの場合は先に、ヒトプラセンタジェルとか成長因子系の美容液を先に塗ります。その後に、少し薄くヒルドイドクリームで保湿してあげるのがいいですね。
ヒルドイドフォルテクリームにはステロイドも入っていないので、安心して使えます。人によってお肌との相性とかあると思うので、もし何か湿疹とか出てしまったら使用を中止してください。

ヒルドイドフォルテクリームと美容オイルの違い
今までぼくは、ワセリンとか美容オイル(ホホバオイル)みたいなものを保湿に使ってきたんですが、ヒルドイドってなんか違うんですよね。
オイルというのはお肌にフタをするイメージなんですが、ヒルドイドクリームは肌自体をもっちりさせるようなイメージです。
なので、ヒルドイドクリームを使うからホホバオイルを使わなくなったわけじゃないんです。正直、ヒルドイドクリームだけでも十分だと思いますが、ホホバオイルも加えて塗っています。
ヒルドイドで肌自体をもっちりさせて、その上にホホバオイルでフタをする。ヒルドイドクリームだけだと保湿は足りないので、ホホバオイルで蓋をしてあげましょう。
ヒルドイドフォルテクリームを使ったナイトスキンケア
最後に、ぼくがヒルドイドフォルテクリームをどのように使っているかということなんですが、乾燥する場所に集中的に使っているというのもあるし、最近だと脱毛後の肌荒れしてしまった部分に塗っています。
普通ヒルドイドクリームを使ったスキンケアのルーティーンなんですが、順番として、
-
The Ordinary Niacinamide 10% + Zinc 1%
-
ヒトプラセンタジェル
-
トレチノイン・ハイドロキノン
-
ヒルドイドフォルテクリーム
- ホホバオイル
です。
ぼくはまずThe Ordinaryのナイアシンアミド亜鉛(The Ordinary Niacinamide 10% + Zinc 1%)をニキビ対策として、大人ニキビ・ニキビができやすいところに塗ってます。
その後、ヒトプラセンタジェル(成長因子)をお肌に塗ります。
次に、ハイドロキノンとトレチノインを赤いところやほっぺた、薄いクレーターがあるところに塗ってあげます。
そして、ヒルドイドフォルテクリームをお肌全体に塗ります。乾燥しているところには、特にたっぷりと塗ります。
最後に、ホホバオイルを塗っている感じです。「いろいろと塗りすぎだろお前」という風に自分でも思うし、みなさんもそう思われると思うんですけど、ぼくの中ではそれぞれ効果が違うんです。
美容品それぞれに役割がある
例えば、あごニキビに一番効くのはやっぱりThe Ordinary Niacinamide 10% + Zinc 1%なんです。
また、ヒトプラセンタジェルを塗っている理由は、ダーマペンのダウンタイムです。基本的にぼくは、常にダーマペンなどでクレーターに対する治療をしているので、そのダウンタイムに対する傷を治すという意味でヒトプラセンタジェルを使っています。
トレチノインというのは、ニキビ跡やクレーターにも使っています。ハイドロキノンは、赤みや色素沈着に対して使っています。
ヒルドイドは、肌全体の保湿だとか、乾燥対策としても使っています。最後に、フタをするという感じでホホバオイルを塗っています。
ちょっとやりすぎだし、スキンケアだけでもすごく疲れるんです。さらに、セルフでAGA育毛治療もしていますから、夜寝る前のナイトスキンケアルーティーンがとにかく大変で面倒くさいんです。
でも、自分の中ではそれぞれ美容液・クリームの役割が全然違うと思っていますし、どれもすべてお肌全体に塗っているわけではないので、この使い方でいいかなと思っています。
繰り返しますが、ヒルドイドクリームとホホバオイルは同じ保湿系のものなんですが、ちょっと感覚が違います。ぼくは併用して使う方が一番ベストな使いかただと思っています。
ヒルドイドで肌の内側を保湿して、ホホバオイルでしっかり外側からフタをするという感覚の使い方でいいのかなと思うんですけど、まぁ面倒くさいという方はヒルドイドだけでもいいのかなという感じです。

ヒルドイドとホホバオイル
もちろんぼくの真似をする必要はなくて、目的に合わせてヒルドイドクリームを使ってみてください。どういう使い方が一番ベストなのかというのを取捨選択してみてくださいね。
ほかの美容液とか、ほかのクリームとかの併用というのもあると思うので、いろんな使い道を試行錯誤していきましょう。
というわけで、ちょっと長くなりましたが、今日はヒルドイドクリームというものを実際に1ヶ月ほど使ってみてその感想をお伝えしました。
脱毛後のかゆみとか、著しい乾燥に対しては非常に効果があるので、とてもおすすめです。内容量も多いし、3本まとめ買いで買ったんですが、1本1,000円ちょっとくらいだったと思うので、値段も高くないので買って損はないと思います。

強い副作用やステロイドも入っていないので、特に副作用もなうお肌に対して気兼ねなく使えるものです。
以上、キヨキヨでした。
今日は、『ヒルドイドフォルテクリーム』というものを1ヶ月ぐらい使用したので、その感想・レビューをお伝えしようと思います。