近年、抜け毛を抑える薬として大きな注目を浴びている「フィナステリド」という成分についてお伝えします。
フィナステリドとは一体、どのようなものなのでしょうか?そして、なぜ「ヤバイ」と言われるのでしょうか?
今回は、多くの人が知りたい「フィナステリドがヤバイ3つの理由」とその理由について解説します。さらに、フィナステリドの服用を途中で止めるとどんなリスクが考えられるのかも明らかにします。
際に多くの人々がフィナステリドの効果を実感していますが、その一方で「フィナステリドの副作用」と「フィナステリドの健康被害」についての報告も見られます。性機能低下だけのリスクではありません。
この記事を読んでいただくことで、フィナステリドのリスクを正確に把握し、自分自身の健康やAGA治療のための適切な判断を下す材料としてもらえれば幸いです。
本気で薄毛を治したいのであれば、デメリットや副作用を考慮した上で内服することを強く推奨します。
キヨキヨ
わたしは東京オンラインクリニックで国産フィナステリドを服用しています。1ヶ月あたり4000円ほどで格安かつ国産なので安心です。
キヨキヨ
フィナステリドは個人輸入でも販売されていますが、内服薬なので国産のものをおすすめします。
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フィナステリドがヤバイ3つの理由とは?
フィナステリドは、主にミノキシジルと並んで男性型脱毛症(AGA)の治療に使われる医薬品として知られています。
しかし、その使用には様々なリスクが伴うことが指摘されており、以下の3つの点を特に注意して理解しておく必要があります。
フィナステリドはそこまで強くはありませんが、内服薬なので副作用はあります。データとして関連性が指摘されているのは以下の3つです。
- 性機能の低下
- リビドー低下:服用者の中には性的な欲求の低下を感じるケースが報告されています。
- 射精障害:射精量の減少や射精時の不快感などの症状が見られることがある。
- インポテンツ:勃起不全のリスクが高まるという報告が一部から寄せられています。
- 肝機能の低下:フィナステリドの長期服用により、肝機能が低下するリスクが考えられます。これにより、疲労感や黄疸(肌や目の白目が黄色くなる)などの症状が現れることがある。
- 心理的副作用
- うつ病:服用後、気分の低下や無気力感を感じることがある。
- 不安:一部の服用者は、強い不安感や過度な心配を感じることが報告されています。
- 自殺思考の増加 (PFS):最も深刻な副作用の1つとして、フィナステリド症候群(PFS)と称されるものがあります。この症状は、フィナステリドの服用を中止した後も継続することが知られており、極端なケースでは自殺思考が増加することも指摘されています。
この中で、最も有名な副作用が①の性機能の低下です。ほとんどの人が知る問題でもあります。
しかし、②・③の深刻な副作用についてもフィナステリドを服用する人は知っておいてください。稀ではありますが、関連性は報告されています。
また、プロペシア錠添付文書にも副作用について記載があります。
副作用 | 1〜5%未満 | 1%未満 | 頻度不明 |
---|---|---|---|
過敏症 | そう痒症、じん麻疹、発疹、血管浮腫(口唇、舌、咽喉及び顔面腫脹を含む) | ||
生殖器 | リビドー減退(性欲減退) | 勃起機能不全、射精障害、精液量減少 | 男性不妊症・精液の質低下(精子濃度減少、無精子症、精子運動性低下、精子形態異常等) |
肝臓 | AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇 | ||
その他 | 乳房圧痛、乳房肥大、抑うつ症状、めまい |
副作用のリスクが1番高いのが、性欲の減少です。インポテンツや射精障害は1%未満で、肝機能の低下などは不明とされています。
上の表からもわかるように、最も起こる副作用であるリビドー減退(性欲減退)でも1〜5%未満です。これから説明する副作用についても、可能性としてはとても低いものだと理解してください。
フィナステリドの性機能低下はヤバい?
まず、フィナステリドの有名な副作用として、性欲(リビドー)の低下があります。薄毛治療していない人でも「ハゲ治療薬でインポになる」と聞いたことがある人も多いです。
フィナステリドのリビドーに関する副作用については、実際の実験データを参照していきます。こちらは、「フィナステリドと性にまつわる副作用について( Finasteride and sexual side effects)」です。
A long term study showed that drug-related sexual side effects such as decreased libido, ED, and ejaculatory disorders occurred in <2% of men.These side-effects disappeared not only in all men who stopped the drug because of the side effects but also in most of those who continued therapy. refer: Finasteride and sexual side effects
日本語に訳すと、
-
- 長期の研究によれば、薬剤に関連する性的な副作用、すなわち性欲の低下、ED(勃起不全)、射精障害が男性の<2%で発生したことが示されました。これらの副作用は、副作用のために薬を中止したすべての男性だけでなく、治療を続けたほとんどの男性でも消失しました。
とあります。
2%以下とあるので、被験者の中で性欲減退などの副作用は数人いたけど全体的にほとんど見られなかった、といえます。また、服用を止めたら副作用はもちろん治まるし、治療を継続している人も次第に治まったとのことです。
[say name="キヨキヨ" img="https://kiyo2blog.com/wp-content/uploads/2021/12/69ca1fdc3447dc6636e6111218e51e8e-1.png" from="right"]やはり、海外でもフィナステリドの性機能の低下における副作用は懸念されているようです。男性にとって、勃つ・勃たないは死活問題ですからね・・・。他に、制欲が落ちる副作用はほとんど聞かないので、ヤバいといえばヤバいです。
キヨキヨ
また、日本人被験者を対象とした日本皮膚科学会における『男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン』でも、
フィナステリドの副作用に関して,フィナステリド(1 mg/日,0.2 mg/日)を用いた,414 名の「日本人」男性被験者を対象とした観察期間 48 週間のランダム化、比較試験に続く 374 名の「日本人」男性被験者を対象としたフィナステリド(1 mg/日)を用いた観察期
間 2 年間の非ランダム化比較試験において,0.2 mg/日から 1 mg/日,プラセボから 1 mg/日に移行した患者で性機能に関する副作用はなく,プラセボから 1 mg/日に移行した患者で 1 例ずつ出現した,胃潰瘍,大腸ポリープに関しても,因果関係は不明としている
重要な副作用として,頻度は明らかではないが,まれに肝機能障害があらわれることがある.
まとめると、414人の被験者の中で、性機能に関する副作用が見られたのは2人だったとのことです。0.2㎎を服用した被験者と、1㎎を服用した被験者の中で1人ずつ見られたそうです。
性機能に関する口コミはYoutubeのコメント欄にも多く寄せられます。
フィナステリドでEDになるとか性欲落ちるっていう噂みたいなのがこんなにめちゃくちゃ広まってるのはなぜ? 薬は関係ないだろうけど俺は逆に性欲増えたゾ よくよく考えれば、フィナステリドは性欲の源であるテストステロンを減らす薬ではなく、テストステロンと5αリダクターゼがくっつくのを阻害する薬だから性欲は減らないと思う件について。 しかも副作用としてEDを訴える人は1%未満って聞いたけど
フィナステリド飲み始めてからガッツリ性欲落ちました データでは100人に5人ぐらいに副作用が出ると書いてあったので、本当かなぁと思いますね
フィナステリド1ミリ飲んでもうすぐ2年ですが全く副作用ないですよ! 私はオススメできます! 因みに年齢は27です。
20代であれば、副作用のリスクも感じにくくビンビンを維持できるのかもしれません。
キヨキヨ
フィナステリドの肝機能低下はヤバい?
また、フィナステリドを内服しつづけることで、稀に肝機能の低下が起こると言われています。
薬の成分的な構造として、フィナステリド・デュタステリドは肝機能を低下させるリスクはあります。
肝機能の低下といえば、デュタステリドの方が有名です。Youtubeでも多くのコメントをいただきました。
フィナステリドも多少のリスクはありますが、「デュタステリドからフィナステリドに変えたら肝臓の数値が元に戻った」との報告を多く受けています。私もデュタステリドで肝機能が低下したので、今はフィナステリドに戻しました。
心配な方は、血液検査を定期的に受けるようにしてください。投薬を中止すれば、肝臓の数値は戻ると言われています。
キヨキヨ
フィナステリドでうつ病、不安、および自殺思考の増加 (PFS)がヤバい
最後の副作用としてうつ病、不安、および自殺思考の増加があります。 PFS(Post-Finasteride Syndrome )と呼ばれています。
これがフィナステリドにおける1番ヤバいリスクです。特に、若年層(18〜44歳)に多くみられるらしいので、気をつけてください。
同治療におけるフィナステリドの有害事象は議論の的となっており、使用男性の自殺企図または自殺例が報告されるようになったのは2012年ごろであったが、今回の検討では、45歳以下の脱毛症患者において、自殺傾向や心理的有害事象との顕著な関連性が認められたという。著者は、「今回の研究結果は、若年の患者にフィナステリドを処方する際は、自殺傾向、うつ、不安症のリスクを考慮する必要があることを示唆するものであった」と述べる一方で、「本研究によってバイアスがかかる可能性があり、さらなる調査が必要である」とまとめている 引用:CareNet
アメリカの研究にて、若い男性(18〜44歳)にとってフィナステリドによる鬱や自殺懸念の関連性が指摘されています。
日本での研究はまだ進んでいませんし、ここの部分に関しては更なる研究が必要とされています。世界中で大勢がフィナステリドを飲んでいるのでそこまで心配しなくていいと思いますが、一応指摘はあるので若い人は少なからず意識する必要があります。
Postということは、フィナステリドの服用を中止した後でも不安症や鬱傾向を継続するリスクがあるということです。まだデータも少ないですし、日本人のデータとしての報告もありませんし、特に若年層に限定した症状ではありますが、毎日飲む薬としては意外と厄介な副作用です。
キヨキヨ
わたしは東京オンラインクリニックで国産フィナステリドを服用しています。1ヶ月あたり4000円ほどで格安かつ国産なので安心です。
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海外製 >>フィナステリド
フィナステリドを使わずにどうしても塗りミノだけで薄毛を治したい人のため↓
【体験談】塗りミノ1日1回夜だけで薄毛が治るのか?ミノキシジルのみで髪を生やす使い方とコツフィナステリドを途中で止めるとヤバいのか?
最後に、フィナステリドを途中で止めるとヤバいのか?について紹介します。
まず、薄毛治療についての経過です。AGA治療当初は、フィナステリド+塗りミノで薄毛治療は順調でした。このように、3か月経過したころから発毛を実感しました。
また、AGA治療をはじめて半年経過したあとには薄毛がほとんど気にならなくなりました。
生え際(M字ハゲ)も順調に改善できていました。やはり、塗りミノ+フィナステリドは最強の組み合わせです。
しかし、このまま調子に乗ったせいで事件は起きました・・・。フィナステリドを飲むのをサボりはじめたのです。
飲み薬ということもあり、フィナステリドに対して否定的な意見も多いです。副作用として、ED・勃起不全になったとの声もあります。
次第に、「塗りミノだけでも十分」だと考えるようになり、フィナステリドの服用をやめました。そのまま一年が過ぎていき、久しぶりに写真を撮ってみると・・・。
めっちゃくちゃハゲてきていました!!!特に、頭頂部のつむじハゲがヤバいです。
生え際は目に見えるのでそこまで気になっていませんでしたが、つむじハゲは目に見えないのでこっそりと薄毛が進行していました。
これも、すべてフィナステリドを途中でやめてしまったせいです。一度、薄毛が進行すると発毛させるのは時間がかかります。
悔しいですが、またフィナステリドを飲みはじめました。現在は、性欲の低下も感じていないので何も不自由なく薄毛治療できています。
フィナステリドを途中で止めるともっとハゲる?
そこで、疑問。フィナステリドを途中で止めるともっとハゲるのか?です。この質問は、めちゃくちゃ聞かれます。
結論から言えば、フィナステリドを途中で止めると、その時点からまたAGAが進行しはじめる、と言った結論です。フィナステリドのせいでハゲることは一切ないので心配しないでください。
実際に、AGAクリニックでも質問しましたが、「フィナステリドを止めると、緩やかにまた薄毛が進行しはじめる。急速に抜け毛が増えてすぐにハゲるわけではない」と多くの医師が言っていました。
一方で、一部のひとは反動脱毛と言って、プロペシアを中止する直後に急激な脱毛を経験することもあるそうです。これは、DHTの急激な増加によって引き起こされる可能性が考えられます。(※データや論文による根拠はなく、口コミより得た情報です。)
全ての人がこの反動脱毛を経験するわけではなく、体質や使用期間などが影響すると考えられます。また、反動的に抜け毛が増えたと言っても、元の状態よりも薄毛が進行するわけではありません。
他にも、フィナステリドを途中で止めるデメリットとして以下のことが考えられます。
- 効果の逆行:フィナステリドの主な効果は、男性型脱毛症の進行を抑制することです。しかし、この医薬品を途中で止めると、その効果は次第に失われ、脱毛が再開される可能性が高まります。服用を中止すると、数ヶ月〜数年以内に以前の状態に戻ると報告されています。
- ホルモンバランスの変動:フィナステリドは、男性ホルモンであるジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑える作用があります。そのため、服用を急に中止すると、DHTのレベルが急激に変動する可能性があります。これにより、体調の変動や、皮脂の過剰分泌などの皮膚トラブルが起こることが考えられます。
- 心理的な影響:脱毛症の患者さんは、髪の変化に対する不安やストレスを感じることが一般的です。フィナステリドの服用を中止し、再び脱毛が進行すると、そのストレスや不安が増加する恐れがあります。
- 副作用の持続:一部の患者さんには、フィナステリドの服用中止後も副作用が持続する場合があると報告されています。特に、性的副作用や心理的な副作用(PFS)は、中止後もしばらくの間、続くことが知られています。
今まで継続していたことを中止すると、それによる変化も感じられるはずです。最近では値段も安く買えるので、妊活中以外はなるべく常時内服した方が精神的には安心かと思います。
現在は、東京オンラインクリニックで国産フィナステリドを服用しています。1ヶ月あたり4000円ほどで格安かつ国産なので安心です。
フィナステリドは個人輸入でも販売されていますが、内服薬なので国産のものをおすすめします。
以前は、個人輸入で購入したフィンペシア1㎎を半分にして飲んでいました。
フィナステリドをやめた途端にハゲはじめた人も多いようですね・・・。
キヨキヨ
AGA治療にはフィナステリドとミノキシジルしかない
脱毛症診療ガイドラインでは、フィンペシア(フィナステリド)とミノキシジル外用薬だけが評価A(強く勧める)と記載されています。
つまり、AGA治療はフィンペシア(フィナステリド)・ミノキシジル外用薬(塗りミノ)だけで十分なのです。高額な薄毛治療も育毛サプリメントなども必要ありません。
実際に、近年のAGAクリニックでもフィンペシアと塗りミノのセットを処方しています。ミノキシジルタブレット(内服薬)は副作用のリスクが高いので推奨しませんが、塗りミノ(外用剤)であれば副作用も少なくおすすめです。
塗りミノは何を選べばいい?
では、ミノキシジル外用薬にはなにを選べばいいのでしょうか?
ミノキシジルが入っていれば、リアップでもスカルプDでも、どの発毛剤でも効果は感じられます。大事なのは、値段が安いことです。フィナステリドと同様、ミノキシジル外用も効果が出るまで4ヶ月ほどと時間がかかるものになっています。
その中でも、最近では国産のミノキシジルも広告費をかけずに値段を安くできているものもあります。それが、ヒックスミノキシジル です。
ヒックスミノキシジルも、リアップ・カークランドと同じくミノキシジルが5%入っています。
- 3本まとめ買いだと1本あたり3300円
- 4本まとめ買いだと1本あたり3000円
と、国産のミノキシジルなのに大幅に値段を下げることに成功しています。
塗るタイプなので「国産」「海外製」とそこまで安全性において気にしてはいませんが、より安全なものを選ぶならヒックスミノキシジル がおすすめです。
また、1番髪の毛が生えたのは FR15という高濃度のミノキシジルが配合されている発毛剤です。
FRシリーズの発毛剤には、高濃度のミノキシジルが配合されています。FR15はミノキシジルが15%と超高濃度なので、体感的にも発毛効果が高かったです。
また、FRシリーズの発毛剤にはアデノシンという成分も入っています。アデノシンは脱毛症診療ガイドラインでの評価はBです。塗り薬では、ミノキシジルに次いで発毛効果があるとされています。
薄毛への塗り薬としてもっとも効果が高いミノキシジルと、2番目に効果があるアデノシンが入っているのはFR15だけです。個人輸入品なので自己責任にはなりますが、今まで使った発毛剤の中で一番髪の毛が生えました。
15%の高濃度塗りミノ↓
だいたい3か月もすれば、生え際・つむじハゲに対しても効果が感じられるはずです。フィナステリドと併せて使うと発毛効果が倍増します。
高濃度ミノキシジルFR15 の使い方↓
フォリックスFR15の効果と使い方!生え際 ・M字への塗り方&効果が出るまでの期間とは?(効果写真あり)フィナステリドはヤバいのか?まとめ
フィナステリドは、男性型脱毛症(AGA)治療のための有効性が認められている医薬品です。
多くの利用者がその効果を実感していますが、その一方で副作用やリスクに関する情報も広まっています。
1. フィナステリドの利点
- 脱毛症の進行抑制:フィナステリドの主な効果は、男性型脱毛症の進行を遅らせることです。
- DHTの生成抑制:男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑え、脱毛症の原因となるホルモンの活動を抑制します。
2. フィナステリドの懸念点
- 性機能の低下:リビドー低下、射精障害、インポテンツなどの性的副作用が一部の服用者に見られます。
- 肝機能の低下:長期服用による肝機能の低下のリスクが考えられます。
- 心理的副作用:うつ病や不安感、そしてフィナステリド症候群(PFS)に関連する自殺思考の増加が指摘されています。
- 服用中止のリスク:途中での服用中止には、効果の逆行やホルモンバランスの変動、心理的な影響などの懸念があります。
フィナステリドは、その効果を享受するためには、副作用やリスクを理解し、適切な対応をとることが求められます。「ハゲるか、適切なリスクを取るか」最終的には自己判断になります。
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