今回は、AGA治療で非常に効果が高いと言われている「デュタステリド」について、私の実体験をもとにお話しします。
過去にフィナステリドからデュタステリドへ切り替えて服用していた時期がありますが、最終的には服用をやめました。
この記事では、「なぜデュタステリドをやめたのか?」を中心に、デュタステリドの発毛効果や副作用、活用すべきタイミングなども詳しくご紹介していきます。
デュタステリドの使用を検討している方、すでに薄毛治療をしている方にとって、何かしらの参考になれば嬉しいです。
以前は個人輸入を利用していましたが、今はオンラインクリニックの普及により、価格が安く、安全性も高くなりました。治療のハードルがぐっと下がったと感じています。
わたしは東京オンラインクリニックで国産フィナステリドを服用しています。1ヶ月あたり4000円ほどで格安かつ国産なので安心です。
デュタステリドとは?フィナステリドとの違い
こちらは、フィナステリドとデュタステリドの違いを表にしたものです。
比較項目 | フィナステリド | デュタステリド |
---|---|---|
作用する酵素 | 5α還元酵素のII型のみを阻害 | 5α還元酵素のI型・II型の両方を阻害 |
効果の範囲 | 主に前頭部や生え際の進行抑制 | 頭頂部・つむじ・前頭部の広範囲に効果あり |
発毛効果 | 中程度(進行抑制に強み) | 非常に高い(フィナステリドの約1.6〜1.7倍) |
半減期 | 約6〜8時間 | 約3〜5週間(非常に長い) |
副作用の頻度 | 比較的少ない | やや多い(性欲減退、肝機能数値の上昇など) |
性機能への影響 | 場合により性欲減退・勃起力の低下がある可能性 | 同様にリスクあり、影響はやや強めとされる |
妊活への影響 | 女性との接触には注意が必要 | 妊活中の服用は推奨されない |
市販・処方名 | プロペシア、フィナロイド など | ザガーロ、デュタボルブ など |
費用感(1ヶ月) | 約3,000〜6,000円(国産/海外による) | 約4,000〜8,000円(国産/海外による) |
おすすめの使い方 | 長期の継続治療に向いている | 短期集中 or フィナステリドの効果が頭打ちの時に最適 |
デュタステリドとは、もともと前立腺肥大の治療薬として開発された医薬品で、現在では日本でも「ザガーロ」という商品名でAGA治療に用いられています。
デュタステリドの主な作用は、「5α還元酵素(I型・II型)」の両方を抑制すること。
この酵素は、男性ホルモンであるテストステロンを「ジヒドロテストステロン(DHT)」という強力なホルモンに変換する働きがあり、DHTが毛根を攻撃することで薄毛が進行します。
フィナステリドはこの酵素の「II型」のみを阻害するのに対し、デュタステリドは「I型・II型」両方をブロックできるため、理論上、より強力に薄毛を抑制できるとされています。
また、発毛効果に関しても、研究によってフィナステリドの約1.6〜1.7倍の効果があるとされています。

引用:志度皮膚科クリニック
デュタステリドの効果は本当にすごかった
実際に私は、フィナステリドを1年以上服用してからデュタステリドに切り替えました。
はじめの1年は効果が出たものの、徐々に進行スピードに追いつかなくなり、「もう少し強い薬を」と思いデュタステリドを試したわけです。
結果、髪の毛の密度は上がり、特に頭頂部、ミノキシジルで伸び悩んでいたつむじ部分にも明らかな変化がありました。
これまでのAGA治療の中でも、正直ここまでの実感は他にありませんでした。

デュタステリドの発毛効果
それでもデュタステリドをやめた理由:副作用
あれだけ効果があったデュタステリドを、なぜやめたのか?
それは、副作用の存在です。私の場合は、血液検査で「肝機能の数値が上昇」していたことが発覚しました。医師からは「薬害性肝機能障害の疑いあり」と診断を受け、そのまま服用を中止。

デュタステリド副作用
また、肝機能以外にも、性欲の減退や性機能の変化といった影響も自覚しました。
プロペシア(フィナステリド)の添付文書にも「AST、ALT、γ-GTP(肝臓の数値)の上昇」や「リビドーの減退」は記載されており、デュタステリドではそのリスクがさらに高まる可能性があると言えます。
デュタステリドをやめた後の変化
服用を中止してから数ヶ月後に再検査したところ、肝臓の数値は正常値に戻っていました。
また、デュタステリドの半減期はおよそ4週間と長いため、効果も副作用もすぐには切れませんが、時間とともに確実に回復していきました。
性欲や勃起力といった性機能面についても、徐々に戻っていった印象があります。
ただ、こういった副作用は個人差があるので、「性欲が逆に上がった」「落ち着いて助かった」といった感想もコメント欄では見かけます。
結論:デュタステリドは期間限定での使用はあり
デュタステリドは、確かに発毛効果は圧倒的です。
しかし、副作用リスクがゼロではない以上、「ずっと飲み続ける薬」ではなく、「目的が明確な短期間使用」が最も有効だと思います。
例えば、
- 恋活・婚活前に半年だけ集中して増毛したい
- 子どもを作る予定がないタイミングで使いたい
- 今のうちに生え際・つむじをしっかり改善したい
こういったケースで、一時的に導入するのは非常にアリだと思っています。
私も、今はフィナステリドに戻していますが、今後またタイミングを見てデュタステリドを再開する可能性も考えています。
フィナステリドとの使い分けについて
現在は、東京オンラインクリニックでフィナステリド1mgを処方してもらっています。国産で安心かつ価格も月3,400円前後と非常に安いのが魅力です。
実際、私にとってフィナステリド1mgは「ギリギリ現状維持できるかどうか」のラインなので、場合によっては1日2錠(2mg)に増量することも視野に入れています。
フィナステリドは半減期が短いため、分割投与や増量も選択肢になります。もちろん、こちらも医師の指導や自己責任の範囲で行なっていく予定です。
デュタステリドの個人輸入はアリ?ナシ?
費用を抑えたい方にとって、個人輸入は有力な選択肢です。デュタステリドやフィナステリドを安価に手に入れることができます。
しかし、品質の保証や副作用への対応を考えると、やはりクリニック処方のほうが安心です。特に長く付き合う治療薬なので、できる限り国産かつ正規ルートでの購入をおすすめしています。
フィナステリドは個人輸入でも販売されていますが、内服薬なので国産のものをおすすめします。
海外製>>フィナステリド1㎎
私が今でも実践しているAGA治療法
では、私が現在も実践しているAGA(男性型脱毛症)治療の具体的な方法をご紹介していきます。
「結局、何をどう組み合わせてるの?」「今すぐ真似できるメニューを知りたい!」という方向けに、使っているアイテムや使い方、なぜそれを選んでいるのかまで詳しく解説していきます。
時間帯 | 使用アイテム | 補足 |
---|---|---|
朝 | HIX(ミノキシジル外用) | ベタつきが少なく、日中に最適 |
夜 | FR15+ダーマローラー | 生え際・前頭部に重点使用 |
朝食後 | フィナステリド(東京オンラインクリニック) | 国産・月3,400円〜 |
その他 | サプリメント(リジン・亜鉛など) | 発毛を補助、髪の強度を向上 |
ダーマローラー|セルフメソセラピーとして活用
まずはダーマローラー。これに関しては自己責任での使用が前提になりますが、実際にミノキシジルとの併用で発毛効果が高まるという研究データも存在します。
ダーマローラーの特徴:
-
細かい針で頭皮に刺激を与え、血行促進や成分の浸透率を高める
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AGAクリニックで行われるメソセラピー(1回5万円以上)に近い効果を自宅でも得られる
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ミノキシジルの効果を感じにくい方、治療効率を高めたい方におすすめ
私自身も、特に気になる部分にしっかりと転がしてから外用薬を使用しています。多少リスクはありますが、自己治療の中ではかなり効果的だと実感しています。
おすすめのダーマローラー(0.5ミリがベスト)↓

ダーマローラーの針
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外用ミノキシジル|FR15(夜)とHIX(朝)の使い分け
ミノキシジル外用薬は、朝と夜で使い分けています。
夜はFR15(高濃度ミノキシジル)
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ミノキシジル15%配合の海外製ローション
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アデノシンなど複数の発毛・育毛成分を配合
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初期のころから使っていて、今も最も信頼している発毛剤
「これでもか!」というくらい成分が詰め込まれており、私の中では最強の外用薬です。特に前頭部や生え際など進行が気になる部位には、FR15を重点的に使っています。
一番効果があったミノキシジル育毛剤↓
朝はHIX(国産ミノキシジル)
-
日本製で安心感があり、1本あたり約3,000円からと安価
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ベタつきが少なく、日中も快適に使える
ミノキシジルは1日2回の塗布が理想ですが、日中は忙しくて塗れないこともあります。そんなときでもHIXなら軽い質感で使いやすく、コスパも非常に良いです。

ヒックスミノキシジルもまとめ買いがお得!
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フィナステリド|東京オンラインクリニックで継続中
内服薬としては、フィナステリドを継続的に飲んでいます。
現在は東京オンラインクリニックで処方を受けていて、
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国産フィナステリド1mgが月額3,400円前後
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診察はすべてオンラインで完結
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自宅まで郵送で届くから手間がかからない
以前は個人輸入を利用していましたが、今はオンラインクリニックの普及により、価格が安く、安全性も高くなりました。治療のハードルがぐっと下がったと感じています。
キヨキヨ
フィナステリドは個人輸入でも販売されていますが、内服薬なので国産のものをおすすめします。
海外製>>フィナステリド1㎎
サプリメント|髪のハリ・太さを支える補助的な役割
発毛サポートとして、いくつかのサプリメントも取り入れています。
たとえば、
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リジン
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ビオチン
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亜鉛
など、髪の毛の質やハリを整えることを目的とした成分を中心に摂取しています。もちろん、サプリだけで髪が生えてくるわけではありません。
ただし、薬では補いきれない栄養面を補強することで、より強い髪の毛を育てる手助けになると感じています。
デュタステリドは「効果」と「副作用」を天秤にかけて選ぶ薬
デュタステリドは、発毛効果としては最強クラスです。
ただし、副作用のリスクもゼロではなく、使い方を間違えると体に負担がかかります。
私自身は、発毛のピークを作るタイミングで期間限定的に使うのがベストという結論に至りました。妊活中や長期服用には向いていませんが、限られた短い期間の場面では強力な武器になります。
これからデュタステリドを試す方は、ぜひ自分の目的・タイミングを見極めたうえで使ってみてください。
まとめると、
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フィナステリドは、副作用が少なく、比較的安心して長期的に継続しやすい薬。初期段階のAGAや進行を止めたい人におすすめ。
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デュタステリドは、より強い効果を求めている人向け。ただし、副作用のリスクや妊活への影響を理解した上で、タイミングを見て使用すべき薬。
自分のライフステージや薄毛の進行度、副作用への耐性などを踏まえたうえで、どちらを選ぶかを判断することが重要です。
必要であれば、一度AGA専門のクリニックで診断を受け、自分に合った治療プランを組み立てていくのが、後悔しないAGA対策の第一歩となるでしょう。
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