ダーマペンとは、極細の針(マイクロニードル)を針に刺すことで、肌の中で成長因子を分泌させる効果がある美容グッズです。
従来の塗るだけの美容ではなく、後に残らないような細い傷をつけることで自己治癒力を促すといったものです。一度、肌を傷つけるのでとても高い美容効果が期待できます。
一方で、ダーマペンを使う上で針の長さ選びも重要になります。症状によっては、短い針の長さではまったく効果がないこともあります。逆に、短い針でいいのに長すぎる針の長さで失敗するリスクを起こしていることも・・・。
この記事では、症状・部位別でダーマペンでおすすめの長さについて紹介します。セルフダーマペンでもダーマペン4でも同じことなので参考にしてみてください!
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おすすめのダーマペン↓
動画でもセルフダーマペンの使い方・効果について紹介しています。
ダーマペンは何ミリの深さがおすすめ?
まず、知っておいてほしいのはダーマペンは何ミリでも効果があるということです。
毛穴・クレーター肌を治療するとなると深い針の長さが必要になりますが、美肌にするという広い目的であれば何ミリでも効果があります。
たしかに、クレーターを治したいのに0.5ミリで施術しても効果はほとんどありません。
一方で、その施術した部分の肌は、毛穴も引き締まりくすみなども解消されます。やって後悔するということはありません。
ダーマペンの針の深さで注意したいこと
ダーマペンをする上で一番注意したいのは、肌がキレイな人です。
肌の悩みがないのに、深い針でゴリゴリに血を流しても意味がありません!肌を傷つけてしまうリスクになるので肌に悩みがない限りは深い針での施術はおすすめしません。
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ダーマペンの症状別おすすめの長さとは?
では、症状別におすすめのダーマペンの針の深さを紹介します。
セルフダーマペンを何十回してきた経験とあらゆるサイト・海外の動画などもリサーチした上での自分の見解をまとめました。
美肌効果 | ニキビ跡 | エイジング | 毛穴の開き | クレーター | 肉割れ | 薄毛治療 | |
0.2ミリ | 〇 | 〇 | △ | △ | × | × | △ |
0.5ミリ | 〇 | 〇 | 〇 | △ | △ | × | 〇 |
1.0ミリ | NG | 〇 | 〇 | 〇 | △ | △ | 不明 |
1.5ミリ | NG | NG | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | NG |
2.0ミリ | NG | NG | NG | 〇 | 〇 | 〇 | NG |
2.5ミリ | NG | NG | NG | 〇 | 〇 | 〇 | NG |
△ あまり効果が期待できない
× ほどんど効果が期待できない
NG やらない方がいい
肌のキメを整えるだけなら0.5ミリまで
スキンケアの延長で肌のキメを整えたいのであれば、0.2~0.5ミリの深さで十分です。
0.2ミリであれば毎日使うこともできます。肌に対して大きな刺激がないので、デイリースキンケアとしてもおすすめです。
0.5ミリを超えると、より高い美肌効果が期待できます。表皮の深さを超えるので、毎日は利用できません。頻度は週に1回ほどになります。
ニキビ跡には0.5ミリが適切!
ニキビ跡の赤みを早く治療するのであれば、0.5ミリの深さが適切です。0.2ミリでも多少の効果も期待できます。
ニキビができた後の赤みは、保湿をして自然治癒されます。色素沈着が長引くようであれば、0.5ミリの深さでのダーマペンもおすすめです。
注意したいのは、同じニキビ跡でも、クレーター肌は傷跡(瘢痕)なので別物です。ここでのニキビ跡は、ニキビ後の炎症・赤みが残ったものを指します。
ダーマペン0.5ミリとプラセンタジェルのセットでニキビ跡はすぐに治ります。
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エイジングケアでのダーマペン深さ
ダーマペンはアンチエイジング効果もあります。ダーマペンの針が、真皮層の中にある線維芽細胞を刺激して成長因子が分泌されるからです。
ほうれい線・しわ・たるみなどのエイジングケア目的であれば0.5~1.0ミリがおすすめです。0.5ミリでも効果はありますが、1.0ミリだと目に見えて肌ツヤがよくなります。
一方で、長い針でのダーマペンは出血もありますので、アンチエイジング効果を目的としてダーマペンを使う人はあまり聞いたことがありません。
「毛穴治療をしていたら肌のハリもアップ」「ニキビ跡を治す目的だったけど肌ツヤも改善した」したというふうに、副次的な効果として得られるものだと考えるといと思います。
毛穴治療でのダーマペンの深さ
毛穴の開き・すり鉢毛穴・いちご鼻などの悩みに対してダーマペンは効果的で人気も高いです。
肌のキメを整えるていどの毛穴であれば、0.5ミリでも効果はあります。しかし、開いてしまった毛穴には1.0~2.0ミリの深い針でないと効果は出ません。
鼻付近は皮脂が出やすく毛穴も開きやすくなっています。下のようなすり鉢毛穴には、1.5ミリのダーマペンを使っています。
また、厄介ないちご鼻にもダーマペンは効果的です。1.5ミリで施術した翌朝にはキレイになっています。
毛穴治療となると、針の長さは1.5~2.0ミリが適正だと考えます。1.5ミリ以上にもなると痛みが強くなるので、麻酔クリームが必要になります。
皮脂が出れば毛穴は開きます。
皮脂が出やすいひとは、毛穴治療は継続的に行っていく必要があります。定期的にダーマペンを使っていきましょう。
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毛穴治療には36本の針がおすすめです。
クレーター肌治療でダーマペン針の長さ
顔の悩みの中で、もっとも深い針を必要とするのがクレーター肌治療です。
クレーター肌の深さにもよりますが、深い凹凸であれば1.5~2.5ミリの長さは必要となります。
0.5~1.0ミリの長さの針でも表面の浅い凹凸なら効果も期待できますが、やはりクレーター肌を治したいなら1.5ミリの深さは欲しいです。
セルフで凹凸ニキビ跡を治せるのはダーマペンしかありません。自力でクレーター肌治療を試みるならば、ダーマペンがもっとも優先的な方法となります。
一回のダーマペンで劇的に改善するものではないので、長い時間をかけて地道に治していきましょう。
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ダーマペンの詳しい使い方↓
【初心者🔰】セルフダーマペンの基本的なやり方と手順を解説!50回以上使ってわかったガチなコツとは?肉割れ・妊娠線を治療する針の深さ
ダーマペンで肉割れ(妊娠線)も治療できます。
しかし、肉割れは真皮層で起こっていることなので、針をかなり深く刺さないと目に見えて効果は期待できません。
わたしも、太ももの肉割れが酷いので数回セルフダーマペンをしています。毎回、2.5ミリの針を使っているので施術後の傷跡は真っ赤になります。
針は深く刺しますが、顔ではないのでハードルは低いです。
肉割れを治療するのであれば、できれば2.0~2.5ミリの針の長さで施術してください。麻酔クリームはもちろん必需品です。
【2ミリ】セルフダーマペン(ダーマローラー)肉割れビフォーアフター!自力で妊娠線・肉割れは治せる?薄毛治療で使える針の長さ
最後に、ダーマペンは薄毛治療にも効果があります。
ダーマペンにより頭皮に成長因子が分泌されるので発毛効果が期待できます。また、発毛剤をダーマペン後に塗ることで成分を深く浸透させることができます。
最近では、湘南美容クリニックでもダーマペンを使った薄毛治療が出てきましたが、世界的には昔からある治療方法です。
薄毛治療には0.5ミリが適切な深さであり、毛穴・クレーター肌とは違って頻度が大切となります。
なので、針を毎回交換するダーマペンよりもダーマローラーの方がおすすめです。ダーマローラーは科学的にも薄毛治療として結果が出ています。
ダーマローラーで薄毛治療をして3年近くになるので詳しくはこちらの記事も参考にしてみてください。
毎日頭皮にダーマローラーしたら育毛効果がヤバかった。ミノキシジルとの使い方・頻度まで徹底解説!ダーマペンの深さ・顔の部位まとめ
次に、部位別でのダーマペンでのおすすめの深さをご紹介します。
こちらは、海外のクリニックで掲載されているものです。日本語に部位を翻訳しました。
注意点として、同じ部位でも場所によっては針の長さも異なることです。
首といっても動脈付近には施術できませんし、頭皮といっても傷痕を治したいのか薄毛治療なのかでも針の長さも変わってきます。
次に、よく使いそうな部位に限定して解説していきます。
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頬へのダーマペン
まず、もっともダーマペンをする機会が多いほっぺたについてです。(※わたしの顔ですいません。iPhoneのロック画面みたいになってますね笑)
頬は毛穴・クレーター肌が残りやすい部分でもあり、肌の大部分でもあるので一番力を入れたい箇所です。
ダーマペンを頬に使うのであれば、できれば1.5~2.5ミリまで使いたいところ。ほっぺたは脂肪があるので、深い針でも痛みも少なく、効果も出やすいです。
一度、深い針でダーマペンをすれば頬のくすみも取れて、肌の弾力も増します。毛穴・クレーター肌が気になるなら2ミリ以上もおすすめです。
鼻へのダーマペン
次に、小鼻へのダーマペンの深さです。小鼻は毛穴が開きやすいので、ダーマペンへの需要も高い部分です。
小鼻は、皮膚が厚くダーマペンでの痛みもそこまでありません。鼻だけなら麻酔クリームも要らないでしょう。1ミリでもいいのですが、1.5ミリの方が深く毛穴を引き締めることができます。
いちご鼻や鼻周辺の毛穴の開きには1.5ミリがベストだと感じています。2.0ミリだと毛穴治療には少しやりすぎな気がします。
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こめかみへのダーマペン
こめかみもニキビができやすく、クレーター肌ができやすい部位です。特に、思春期ニキビができやすい場所なので跡になっている人も多い部分です。
こめかみのクレーター肌治療には、2.0がおすすめです。こめかみは頬に比べて皮膚が薄いので、同じクレーター肌治療でも2.0までに調整してください。
クレーター肌でも、こめかみの凹みの方が頬の凹みよりも早く治りました。麻酔クリームを塗って、2ミリで施術するのが一番だと思います。
額へのダーマペン
おでこへのダーマペンは、0.5ミリから長くても1ミリまでが限界です。理由は、額は皮膚が薄くてかなり痛いからです。
おでこはニキビができやすく、シワも残りやすい部分です。できれば深い針で施術したいところですが、皮膚が薄くて痛みが強いのが難点・・・。
0.5ミリでも痛みがあるので、1ミリ以上の針になると麻酔クリームをたっぷり塗るしかありません。
おでこにダーマペンをしてみて痛すぎたら、トレチノインを使ってみるのもおすすめです。
塗り薬なのでダーマペンより時間はかかりますが、塗るだけでシワ・ニキビ跡なども改善します。
口周りへのダーマペン
口周りにダーマペンをするときには注意が必要です。口周りは皮膚が薄く、長い針だと痛みも強いです。
口周辺にダーマペンを使いたいときは、0.5ミリで十分です。1ミリ以上だとかなり痛みが強くなります。
口周辺といっても、鼻下・顎上であれば皮膚が厚いので1.0ミリも使えます。麻酔クリームを塗って、痛みの許容範囲までの長さで施術しましょう。
目元・目周辺へのダーマペン
目元にダーマペンをするときは、目の近くまで施術しないように注意しましょう。
大事なのは、頬骨があるところまでが境界線です。目のくぼみなど、頬骨を超えるとダーマペンでの危険性が出てきます。
目周辺にダーマペンを使うのであれば、まずは0.2~0.5ミリの針から試していきましょう。頬骨がある部位であれば、1.0ミリまでは伸ばすことができます。
目尻のシワなどに効果的なので使う価値はありますが、無理に目の周りにダーマペンを使う必要もありません。先ほど紹介したトレチノインやレチノールの入ったアイクリームなどで代替するのもおすすめです。
以上、顔の部位別でみたダーマペンの長さについて紹介しました。(体に使いたいときは、最低でも1.5ミリ以上の針がおすすめです。)
「ここの部位の長さは何ミリがいい?」と疑問があれば下のコメント欄にてお聞きください!
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ダーマペン後のスキンケア方法とは?
最後に、ダーマペン後のスキンケア方法について簡単に解説します。
ダーマペン後には肌が傷ついてしまっているので、たっぷりと保湿してあげる必要があります。それは、何ミリの深さでも変わらないことです。
まずは、成長因子の美容液を塗ります。ダーマペンと成長因子の相性はぴったりで、ダーマペンの効果を倍増させてくれるといわれています。
成長因子(グロースファクター)美容液は高額なものが多いですが、プラセンタジェルは値段も手ごろでオススメの美容液です。
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ダウンタイム中にも傷は回復している最中なので、最低でも一週間ほど毎日成長因子を塗ると肌質がより改善します。
また、ダーマペン後のスキンケアではなにより保湿が重要になります。針で傷ついてしまっているので、保湿することで傷の治りを早くさせます。
一番よかったのは傷跡・ニキビ跡の治りを早くすることで有名なバイオイルです。ダーマペン・ダーマローラーとの相性もよく、保湿力も高いのでおすすめです。
セルフダーマペンによるダウンタイムは長くて1週間くらいですが、肌の内部はまだ修復中です。保湿は常日頃からしっかりするようにしましょう。
セルフダーマペンの詳しい使い方↓
【初心者🔰】セルフダーマペンの基本的なやり方と手順を解説!50回以上使ってわかったガチなコツとは?
目の下のクマはダーマペンで改善しますでしょうか?
目の下は、ギリギリどこまで打っても良いのか、失明の危険性などが怖いので詳しく知りたいです。教えていただけますでしょうか。
コメントありがとうございます。
確かに、ダーマペンでくまを薄くする効果も聞いたことはありますが、やはり目の周辺は危険なので推奨できません! 1つの基準として、頬骨があるところまでは施術できるというものがあります。(クマから外れてしまうかもしれませんが。。。)