セルフダーマペンには「ナノ針」という12本や36本とは異なる針があります。
ナノ針は長さがないので使われていない方も多いですが、とてももったいないことです。
そこで、この記事ではナノ針の美容効果(何を目的に使われるか)と、その正しい使い方について解説します。
ナノ針でクレーター肌や開いた毛穴治療はできませんが、美容液と組み合わせることで高い美容効果を獲得できるのです。
痛みもなく使いやすいので、ぜひ一度試してみてほしいです!
キヨキヨ
YouTubeの動画でもnano針の効果と使い方について説明しました!
ダーマペン ナノ針とは?
セルフダーマペンのナノ針は、0.2ミリ程度と長さが短いのが特徴です。
12本や36本の針は最大で2ミリほど針が出せるのですが、nano針は0.2ミリが限度なので大きく違います。
一般的にセルフダーマペンは、開いた毛穴やクレーター肌の治療などに使われます。しかし、針の短いナノ針は真皮層まで届きません。表皮(0.25ミリ)までの施術範囲となります。
ナノ針は名前の通り、小さくて短く細かいシリコン製のナノチップが81個もびっしりと付いているものです。
これらのナノチップで表皮を削り、nano channel(ナノチャンネル)と呼ばれる通り道を表皮に作り出します。nano針で施術された皮膚から、美容成分を奥まで届けることを可能にします。
nano針を使った後に美容液を塗ると、97%もの成分を肌に吸収させることができるといわれています。12本や36本の針を短く(0.2ミリ)施術しても、ここまでの浸透率にはなりません。
ダーマペンのnano針とは、美容成分をブーストアップさせる目的で使われる針なのです。
- 表皮にある余分な角質の除去
- 美容液を奥まで浸透させる
ダーマペン ナノ針の美容効果とは?
ナノ針だけを使うことで期待できる美容効果は
- 色素沈着(ニキビ跡)の改善
- 表皮細胞のターンオーバー活性化
- 肌のアンチエイジング効果
- 肌のキメが細かくなる
などが挙げられます。12本や36本との美容効果には劣りますが、表皮において効果を感じられます。
また、そのあとに塗る美容液の効果を倍増させられるので、使う美容液によって得られる美容効果も変わってきます。
もともと、表皮には肌を守るバリア機能があります。このバリア機能は、紫外線などから肌を守るだけでなく、美容成分の浸透を妨げるデメリットもあるのです。
ナノ針を使うことで、バリア機能を避けながら「美容液の通り道」を作ってあげるのです。特に、安定化が難しいビタミンCなどの成分は、ナノ針との相性がいいといわれています。
また、ダーマペンナノ針のメリットとして、施術直後に肌ツヤがよくなるのにダウンタイムが見られないことです。
ダーマペンの針は0.5ミリから赤みが出てきて、1ミリからは出血する可能性もあります。ナノ針は、ダウンタイムを気にせず手軽に使えるメリットがあります。
セルフダーマペン nanoナノ針の使い方!
では、セルフダーマペンでのナノ針の使い方について解説します。
用意するものは、セルフダーマペン、ナノ針、スキンケア用品(美容液・オイル)で十分です。麻酔クリームなどは不要です。
順番としては、
- 洗顔(麻酔を洗い流す)
- 化粧水を塗る
- セルフダーマペンの施術
- 美容液を塗る
- オイル・クリームで保湿する
クレンジングで角栓を取る
セルフダーマペンをする前に、まずはクレンジングをします。
ダーマペンは針を顔に刺すものなので、顔の汚れを事前に取り除いておきましょう。メイクも日焼け止めもこのときに落としておきます。ナノ針でも同様です。
洗顔フォームだと角栓・皮脂汚れが落ちにくいので、わたしはFANCLのマイルドクレンジングオイルで洗顔しています。オイリー肌の人は、普段の洗顔として使うのもおすすめです。
ダーマペンナノ針を刺す
12本や36本と使う順番については変わりません。ナノ針は短いものですが針が付いているので、施術前に洗顔しておいた方がいいです。
ナノ針を使うときは、小さく円を描くように施術していきます。ナノ針をサークリングさせながら顔全体にスライドさせていきます。
ダーマペンで長い針をスライドさせて使うことに否定的な意見もあります。それは、長い針でスライドさせると肌を傷つける可能性があるからです。
対して、ナノ針は極小の針なので問題ありません。表皮をスライドさせながら、肌全体にまんべんなく施術していきます。
施術後は、出血もないので水で洗い流す必要もありません。そのまま、美容液を塗っていきます。最後に、オイルやクリームで蓋をしてあげて終了です。
ダーマペンのナノ針と類似したものとして、0.2ミリのダーマローラーもあります。より繊細なのはナノ針ですが、ダーマローラーはとにかく手軽です。
ナノ針を使う頻度・針の交換について
ナノ針を使う頻度ですが、ダウンタイムがないので頻繁に使っても問題ありません。おすすめの頻度は週に2-3回です。
毎日使ってもダウンタイムがないので見た目に影響はありませんが、角層を毎日剥がすのは肌に悪いことなので頻度は抑えましょう。やりすぎて美容効果が上がるわけでもありません。
また、ナノ針も他のダーマペンの針と同様に、使い捨てた方が安全です。ただ、針の長さが短いので12本や36本と比べて1回の施術での消耗は低いです。
もし、同じナノ針を数回使いたい場合は、消毒を欠かさずに行ってください。
セルフダーマローラーにおすすめの消毒液とは?最も安全な消毒方法とは!ダーマペン ナノ針と使いたい美容液とは?
最後に、ダーマペン ナノ針の後に塗りたい美容液をいくつか紹介します。
中でもおすすめは、成長因子とビタミンC美容液です。
ナノ針と成長因子美容液
ナノ針と成長因子の相性はとてもいいです。ダーマペンは、どんな針でも成長因子と併用すると効果が倍増されます。
成長因子は肌の基盤となる成分です。ダーマペンによって、肌本来にある美容成分を深部まで届かせてあげます。
普段から使っている成長因子でも大丈夫ですが、わたしはプラセンタジェルを愛用しています。
ナノ針の後にプラセンタジェルを塗ってみたのですが、いつも以上に美肌になった感じがありました。コスパのいい成長因子というと、プラセンタジェルがベストな美容液です。
キヨキヨ
ナノ針の後にメラノCCがいい!
美容成分をより浸透しやすくさせることができるナノ針ですが、ビタミンC美容液とも相性がいいです。
ビタミンC(アスコルビン酸)はシミ・色素沈着予防としても活躍してくれる美容成分です。アンチエイジング効果もあり、ぜひ使っておきたい美容成分であります。
しかし、ビタミンCは安定化がしにくいのが難点です。いくら高濃度のビタミンC美容液を塗っても、肌の奥まで浸透しない可能性も高いです。
なので、ビタミンC美容液こそナノ針との相性ばっちりです。どんな美容液でも大丈夫ですが、コスパがいいものでメラノCCのプレミアム美容液はオススメです。
美容液を塗る順番としては、ビタミンC→成長因子ですね。
美容液を塗ったあとは、保湿としてバイオイルを塗っています。バイオイルは、傷跡・ニキビ跡に効果があるとされていて、保湿力も高いです。
以上、紹介したのは一例ですが、もちろんどのコスメでも問題ありません。お気に入りの美容液の後に使ってみてください。
美容効果も高まりますが、副作用も増幅させてしまうからです。ビタミンCも、肌の弱い方はくれぐれも気を付けて使用してください。
出血があるような激しい治療ではありませんが、肌全体を美肌にしてくれます。使ってみて損のない美容方法です!
キヨキヨ
セルフダーマペンの詳しい使い方についてはコチラ↓
【初心者🔰】セルフダーマペンの基本的なやり方と手順を解説!50回以上使ってわかったガチなコツとは?
はじめまして、質問させてください。
現在、Dr.penのM8を使いはじめました。
針は、ナノ針です。
ナノ針の設定って0.25で設定するのが推奨されているって何かで読んだ気がするのですが針の先端部が周りのプラ部を超えて無い気がするのですが、いかがですか?
キヨキヨさんは、何ミリで設定してますか?
色々試すと1ミリ位だと肌に当たりがついてる感じがするのですが。
返信頂けたら幸いです。
よろしくお願いします。
ともともさん
ありがとうございます。M8にもナノ針があるのですね!
MyMにあるナノ針は、針自体が0.2ミリほどなので、どの長さでも変わりません。M8でも同じだと思います。
「ナノ針」なので、最大の長さで出しても肌に当たっているのは0.2ミリ程度です。1ミリや2ミリに設定して施術するのがいいと思います!
ご返信ありがとうございました。
早速試してみます!
いつも、参考にさせて頂いてます。
応援してます!
ともともさん
こちらこそ、ありがとうございます!
また、何かありましたら気軽に聞いてください(^^)