近年、SNSを中心にアゼライン酸が話題になっています。ニキビや毛穴の悩みを抱える多くの方が、アゼライン酸を使うことで肌の改善を実感していると報告しています。
しかし、アゼライン酸には肌に合う人と合わない人がいることも事実で、使い方を間違えると効果が出にくかったり、逆に刺激を感じたりすることもあります。
そこで、今回は、アゼライン酸のニキビ・毛穴への効果から、おすすめの化粧水やクリーム、その使い方まで合わせてご紹介します。
最近になって日本でもSNSを中心に人気が出ているアゼライン酸ですが、肌質にとって合う・合わないこと、美容効果とその限界についてまでアゼライン酸を三年以上使ってきているわたしが深掘りしていきます。
アゼラインの経過 ニキビ・ニキビ跡・毛穴・赤み
まず、アゼライン酸を1ヶ月使ってみた経過です。
わたしは夏場に皮脂を抑えることと、赤み・色素沈着を改善させるために、アゼライン酸を使うことが多いです。
実際に、ここ最近はよく利用していて、毛穴の汚れが少なくなったとも感じています。また、皮脂が抑えられていると感じています。
開ききった毛穴はアゼライン酸ではどうにもなりませんが、皮脂を抑えることで、毛穴が小さく見えたり、キレイになったと感じられています。
毛穴やニキビなど、皮脂が出やすい肌質の方には、アゼライン酸はおすすめです。

アゼライン酸経過

アゼライン酸経過
アゼラインの美容効果とは?
では、アゼラインの美容効果を紹介します。
アゼライン酸は、
・ニキビ、酒さ治療のサポート
・毛穴改善
・色素沈着の改善
・肝斑改善
に効果が期待できます。
アゼライン ニキビへの効果
ここで注意したいのが、アゼライン酸のニキビ、酒さへの効果です。
アゼライン酸は、ニキビや酒さの治療としても使われることがあり、実際にニキビ治療のガイドラインにもアゼライン酸は記載があります。
しかし、ここで注意したいのは濃度です。アゼライン酸はそれ自体でも化粧品としての効果は期待できますが、本当にニキビを治療したいとなると、15%以上必要だと言われています。20%が1番エビデンスが多いと言われています。
また、ニキビ治療でいうと、アゼライン酸15%以上であれば、アダパレン(ディフェリン)や過酸化ベンゾイル(ベピオ)とほぼ同等という論文もあるみたいですが、医師の見解だと、流石にアダパレンやベピオよりは効果が劣る、という意見が多いです。
わたしとしても、あくまでも美容効果を期待してアゼライン酸を使っているので、肌の相性もあるかとは思いますが、アゼライン酸をニキビ治療薬として使うのは優先順位的に高くはないのかな、と思います。
アゼライン 毛穴への効果
次に、毛穴への効果です。これが1番かなと思います。
アゼライン酸は皮脂を抑える効果が期待できるので、毛穴に悩んでいる人や、皮脂が出やすいオイリー肌の人に対して使いやすい成分です。
濃度によって効き目も違ってきますが、油が出やすいTゾーンを中心に塗ったり、顔全体に塗って皮脂が出るのを抑えるはたらきがあります。
開いてしまった深い大きな毛穴は、レーザーやダーマペンとか美容医療が必要になりますが、それと並行してスキンケアでアゼライン酸を使ってあげるとより改善が見込めます。
アゼライン 色素沈着・赤みへの効果
そして、色素沈着への効果です。アゼライン酸が注目されているのは、皮脂を抑える効果と、色素沈着への効果も期待できるからです。
両方とも重宝される効果ですが、これを2つ兼ね備えています。実際に、アゼライン酸15%以上はハイドロキノン4%と同等程度にメラニンの産生を抑えるという論文もあるみたいです。
ただ、あらゆる意見と自分でも使ってみた感じとしては、さすがにトレチノイン・ハイドロキノンほどの美白効果は期待できないかな、と。「軽い美白作用がある」程度に考えて、あくまでもスキンケアでも色素沈着や赤みに対して効果的なものを入れたい、時に考える選択肢です。
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アゼライン酸の特徴とは?
アゼライン酸の特徴として、赤みや肌荒れが出にくいことにあります。
濃度が高いものは、多少のヒリツキは感じるのですが、ヒリヒリするからと言って肌が荒れるわけではありません。
アゼライン酸と、その名前の通り「酸」なので、多少の刺激もありますが、その効果に対して敏感肌でもわりと使いやすいマイルドなのがアゼライン酸の特徴です。
よく「アゼライン酸も刺激があるから肌が弱い人は使わない方がいい!」みたいにいうインフルエンサーも多いですが、もちろんそれも1つの意見ですけど、そんなこと言ったら何もできないんじゃないかな、というのがわたしの意見です。
肌の繊細さは人によって違うので、断定はできませんが、数ある効果的な成分の中でもアゼライン酸は弱い方なので、積極的に使ってみていいと思います。
トレチノインやレチノールで肌が荒れすぎて使えない人だったり、夏場にレチノールを使うには抵抗がある人に適した成分だと思います。
わたしも、皮脂を抑える効果があるということもあって、ビタミンAが使えない夏場を中心に使うことが多いです。冬は、トレチノインをガッツリ塗って、ささっと美肌作りに努めています。
多少のひりつきがあっても、数日でおさまるのでとりあえずは継続して使ってみるのが大切だと思います。
数ヶ月使っても赤み・色素沈着に効果が感じられない人は、レチノールやトレチノイン、より強力なレーザーなども選択肢に入れてみてください。
おすすめのアゼライン酸クリーム
では、おすすめのアゼライン酸クリームについて紹介します。
まず、アゼライン酸配合とあっても、どれも同じ効果が出るわけではありません。エビデンスがしっかり熱のは15%以上で、20%が最もエビデンスが多い濃度と言われています。
しっかり効果を感じたいのであれば、やはり20%がおすすめです。逆に、20%であればどれでもいいといえばいいのですが、個人的におすすめはこちらのエザニッククリームです。

おすすめのアゼライン酸クリーム
理由は、安くて手に入りやすいからです。1本あたり1000円〜高くても2000円で購入できます。
アゼライン酸は敏感肌にも使えると言われているので大丈夫だとは思いますが、まずは肌に合うかわからないので1本使う分には値段的にもお得かと思います。
濃度は20%もあるので最初はヒリヒリしますが、ヒリヒリ感があるだけで赤みや肌荒れが出にくい成分です。
他にもアゼライン酸が配合された化粧水もありますが、化粧水はほとんどが水分でできているので、クリームと比べて高濃度の美容成分を配合できないものとなっています。アゼライン酸は15%以上の濃度が理想なので、化粧水で効果を期待することは難しいです。
ただ、軽く皮脂を抑えたり、色素沈着を抑えるという点で、アゼライン酸配合の化粧水を使ってみてもいいかと思います。前回紹介した、トゥベールのバランシングGAローションは、アゼライン酸誘導体が2%配合されています。
脂性肌にとっても使いやすいので、こちらもおすすめです。

トゥベールのバランシングGAローション
アゼライン酸の使い方
では、アゼライン酸の使い方・スキンケアについて紹介します。
アゼライン酸はクリームが多いので、基本的には最後に塗るものです。一応、「酸」なので刺激があります。
夜だけに塗ることを推奨する人が多いですが、皮脂を抑える成分でもあるので、わたしは朝塗ることも多いです。
ただ、ひりつきがあるので、ヒトプラセンタジェルなどの成長因子を事前にすることで、乾燥やヒリヒリ感を抑えています。

ヒトプラセンタジェルを肌に塗る
まずは、化粧水です。トゥベールのバランシングGAローションでもいいですが、今回はアゼライン酸クリームを使いたいので、化粧水は違うものを使います。ドクターシーラボのVC100ローションです。
ビタミンCとナイアシンアミドで、シミや色素沈着からシワや毛穴まで効果が期待できます。
次に、ヒトプラセンタジェルです。成長因子を事前にすることで、乾燥やヒリヒリ感を抑えています。

そして、乳液です。トゥベールのナノエマルジョン+です。こちらでセラミドを補給していきます。乳液ですが、オイルやグリセリンフリーで、脂性肌に使いやすい乳液となっています。

トゥベールのナノエマルジョン+
最後に、アゼライン酸クリームを塗ります。20%のエザニッククリームです。皮脂が出やすい部位や色素沈着がある部位を中心に塗っていきます。
日中であれば、この後に日焼け止めを塗っていきます。というわけでは、今回はアゼライン酸の効果や使い方についてご紹介しました!
わたしは脂性肌なので、ニキビ・毛穴・ニキビ跡にずっと悩んできました。
そこで、何からはじめたらいいかわからない人のために、わかりやすいように 資料81枚「ニキビ最短治療ロードマップ」と資料85枚「クレーター治療ロードマップ」の資料を作成しました。
他にも、
- 美容皮膚科 クレーター治療辞典
- ガイドラインを元にした皮膚科でできるニキビ治療薬辞典
- 生活習慣、食事習慣、スキンケアにおけるニキビ原因チェックシート
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以上、キヨキヨでした。
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